INTERVIEW

不安を取り除き、 背中を押す仕事。

ライフコーディネーター 中野 正樹

  • 「きっと!もっと!ずっと!」

    どのような経緯であいらいふのライフコーディネーターに?

    前職では、企業と税理士をつなぐ仕事をしていました。企業の業務内容や想い、ビジョンに応えられる最適な税理士をご紹介する。それ次第では大勢の未来が変わる、そんな世界でした。
    企業も税理士も、人が第一なんです。企業の規模も課題も未来観も違う中、責任を持って、両者をおつなぎする。老人ホーム紹介業の世界に飛び込んでからも、そこで得た経験値や価値観を自身の強みとして最大限に活用しています。
    おかげさまで、ご本人さま、ご家族さまの人生に寄り添い、お悩みやご希望をお聞かせいただく中で、解決のお手伝いができる自分の仕事がますます誇らしくなってきました。今も、成長させていただいている、もっと成長したい気持ちにさせていただいていると感じるシーンが多くあります。

  • #ストーリーを描く

    常に前を向いて進んでいる印象ですが、心がけていることは?

    ストーリーを描くことです。これは常日頃から意識していることで、ポジティブで猪突猛進タイプに見られがちですが、実は臆病で慎重な一面がありまして。自己暗示をかけ、イメージしてから行動しています。
    行動した結果、挫折するかもしれません。でも、恐れずにやってみないとわからないし、進んでみないとわからない。やる前か
    ら「どうせ」とあきらめるなんてことはナンセンス。「きっとうまくいく。もっとできることはないか。他の誰でもなく、自分だからこそ解決できるはず。状況は今よりずっと良くなる」。ご相談に対応する際もご紹介元に出向く際も、イメージを含めた事前準備を大事にしています。「きっと!もっと!ずっと!」は、公私に共通して自身の根底にある精神論ですが、これが私の原動力なんです。

  • 不安の解消、未来の構築

    ライフコーディネーターの役割とは?

    直面した現実を受け止めるとき、または経験したことのない場面においては、誰しも不安がつきまとうもの。それを取り除くことが私たちの役割だと捉えています。
     そのため、ご家族がご自宅での介護生活に不安を感じているのであれば、今後の在宅介護で発生し得る状況を想定して、みなさまの人生設計に関わらせていただくことを心がけています。その際、どのようなプロセスをたどるのか、途中にどのような問題やリスクがあり得るか、逆算してストーリーを描きます。もちろんすべてが解決できる訳ではありませんが、やれるところまではとことんやる。これが私のスタンスです。

  • ご相談者さまとはどのように向き合っているのですか?

    まず、現在の暮らしの中でのお困りごと、現実的な課題感などを整理して、今後、どのような暮らしをお望みかご希望を正確に導き出していく必要があります。そこで、ご状況をうかがう際は、本音でお話しいただける空気づくり、雰囲気づくりを重視しています。ご不安を解消するだけでなく、ご家族みなさまの理想の暮らしや夢に近づくようなご提案ができるなら、それが本望ですから。
    その上で、どのように一歩ずつ進んでいけるか、課題を解決していけるか。ご相談時には、わかりやすくかみ砕いて向き合うことを意識しています。声のトーンや話す速度をお相手や場面に合わせて、いただいた時間の中で正確にご対応できるように努めています。
    一方で、対面時だけでなく、ご提案までのスピードや選定施設の質といった部分でも、一つひとつの行動に責任を持って取り組んでいます。ご相談者さまは不安なお気持ちでいらっしゃるわけですから。こうした積み重ねがご相談元の病院や居宅介護支援事業所からの信頼を築きあげ、また次のご相談へとつながっているのだと、ありがたく受け止めています。

  • これからどのようなライフコーディネーターをめざしますか?

    ご本人さま、ご家族さまは、未来の選択肢に加えて、一歩前に進むための安心感を、必ず求めている。コーディネーターなのか、プランナーなのか、サポーターなのか。正直なところ、肩書きは相手が決めることであって、ご本人さまやご家族さまがどのように感じられるかはどれでもいいんです。最後にもらう言葉、「心強かったです」。これがすべてです。
    だからこそ、最初のご相談から、施設選定時、見学設定、入居時、病院との連絡調整、入居後のフォローまで、一切手を抜きません。
    指定難病や特定疾病の方の難しい入居相談事例もありましたが、自分の知識・経験だけに固執せず、あいらいふの強みも活かしました。あいらいふには業界知識も人生経験も豊富なライフコーディネーターが数多くいます。提携施設数も豊富で、ご相談者さま、ご家族さまの「未来の選択肢」を、より豊かに広げられます。入居支援だけでなく、そこに至るまでの資金繰りのこと、保険のこと、不動産のことなど、解決すべき問題はご家族によりますが、あいらいふなら、10のやるべきことがあっても窓口はひとつで済む。私は、ご相談者さまの不安を解消する「ベストな窓口」であり続けたいですね。

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