INTERVIEW

「フラットな関係性」を築きチームを超えた絆を育む謙虚さこそ、信頼の基盤

ライフコーディネーター 須永 洋祐

  • 高齢社会の未来を見据えて

    あいらいふに入社された時期と、「介護業界」を選ばれたきっかけは何ですか?

    2018年5月に入社し、今年で7年目になります。前職は家電量販店の販売員でした。30歳を過ぎた頃から、異業種への転職を考え始め、「あいらいふ」の求人を見つけました。

    介護は未経験の分野でしたが、もともと対面での営業や接客が好きだったこと、そして今後社会の高齢化が進む中で、この仕事のニーズが高まることに可能性を感じました。「わからないからこそ、やってみよう」と思い、転職を決意しました。

  • 直面した「壁」と先輩からの教え

    実際に、転職されていかがでしたか?

    最初の1年ほどは試行錯誤の連続でした。居宅介護支援事業所のケアマネジャーを介してご相談をいただくことはありましたが、病院からご相談を受ける機会がなかなか得られなかった時期は、壁を感じました。そんなとき、ある先輩からのアドバイスが大きな支えになりました。「どんなに良い提案でも、施設や病院から信頼され、ご相談者とご家族を任せていただけるようになるまでは、時間が必要。最初の 3 年間は、自分の顔を覚えてもらうことを最優先にするように」と教わりました。

    この言葉を胸に行動し続けた結果、徐々に多方面からご相談をいただけるようになり、仕事の感覚がつかめるようになりました。この経験を通じて、信頼関係は、時間を積み重ねてじっくり築くものだと痛感しました。

  • オンとオフの両面から環境づくりを工夫

    現在のお仕事の内容を教えてください。

    2年ほど前から、錦糸町相談室のエリアマネージャーとしてチームを統括しています。私自身、今も現場を回る1プレイヤーであるため、仕事への基本姿勢は変わっていません。ですが、メンバーを管理する立場になったことで、意識は大きく変化しました。

    チーム力を高めるため、オンとオフの両面から環境づくりを工夫しています。メンバーの多くが仕事終わりのコミュニケーションを楽しむタイプなので、積極的に交流の場を設け、ざっくばらんに会話できる時間を大切にしています。フランクな意見交換を通じて、メンバー間の相互理解と信頼関係も日ごとに深まってきました。

    また、仕事面ではメンバー自らが主体的に動ける環境の整備に力を入れています。社内のホワイトボードに数値や実績を掲示することで、一人ひとりが目標達成に対して当事者意識をもてるよう促しています。

  • ご自身の一番の強みは何ですか?

    私の強みは、チームや部署の垣根を越えた「フットワークの軽さ」と「フラットな人間関係を築くマインド」だと自負しています。

    「同じ会社で働く仲間なのだから、部署を問わず幅広く交流したい」という意識から、他拠点の社員にも声をかけ、交流を深めています。ただし、このフラットなマインドは、誰にでも受け入れられるとは限りません。相手のニーズを見極めながら、バランスの取れたコミュニケーションを心がけています。

  • これまでのご相談の中で印象深かった事例はありますか?

    とくに印象に残っているのは、他の施設で何度もご入居を断られた精神疾患をお持ちの方の事例です。時折大きな声を出してしまう症状があり、受け入れを敬遠されていました。

    この案件では、施設の相談員の方からの提案が、問題解決の鍵となりました。たまたま角部屋が空いているので、そこが良いのではないかと言われたのです。さらに、その隣室のご入居者が「重度の難聴」という稀な状況であることも伝えられました。結果的に、ご提案いただいた施設への入居が実現し、ご家族からは大変感謝されました。

    この経験を通じて「施設との円滑な人間関係」が、難しい案件を解決するための重要な要素であることを理解しました。しっかりとした信頼関係があれば、「この人が紹介する案件なら引き受けよう」と、思っていただけます。施設担当者との対話では常に謙虚な姿勢を心がけ、良好な関係を築くことの重要性を改めて実感しました。

  • ライフコーディネーターとして心がけていることはありますか?そして役割とは?

    私が日々心がけていることは、「謙虚であること」です。仕事におけるモットーでもあり、「威張らず、見栄を張らない」姿勢を常に意識しています。とくに、人の人生に深く関わる介護という仕事においては、相手の立場を尊重する姿勢こそ、ご利用者やご家族との信頼関係を築く上で重要だと感じます。

    また、ただ施設をご紹介するという枠にとどまらず、ショートステイなど多彩な選択肢を提案できるよう心がけ、すべてのご不安や課題の解決を目指して包括的なお手伝いを提供しています。

    この仕事の最大の やりがいは、「須永さんのいうことなら信頼できる」とおっしゃっていただけたときのシンプルな喜びにあります。その信頼に応えるため、ご利用者やご家族がスムーズに次の生活へ移行し、心から安心できる未来を実現できるよう、全力を尽くせるライフコーディネーターでありたいと願っています。そのためにも、常に新しい施設を視察し、知識の引き出しを増やし、プロフェッショナルとして成長し続けたいと思います。



    取材・撮影:あいらいふ編集部
    文:山田ふみ

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