INTERVIEW

入居前の不安な気持ちを少しでも和らげられたら

ライフコーディネーター 澤畑 夏子

  • 施設に入った父がつないだ〝縁〟

    澤畑さんとあいらいふとの出会いを教えてください。

    あいらいふとの出会いは、私の父が倒れたことがきっかけでした。父は60歳で退職した前後から、認知症のような症状が見られるようになったんです。仕事での朝のルーティンが抜けないせいか、早朝5時に起きて徘徊することが増えていきました。

    当時、母はひとりで父の面倒を見ていましたが、私自身も父を支えるために一度仕事を辞め、実家の近くに戻って母をサポートすることにしました。

    しばらくの間、父は何度も入退院を経験し、最終的には、あいらいふがコーディネートしてくれた施設に入所する流れになりました。

    施設選びについて悩んでいる頃、母が病院で老人ホーム紹介センターの話を聞いてきたことが、あいらいふを知ったきっかけです。

    スタッフの方が用意してくれた施設情報をまとめた一覧表を見て、施設紹介という専用のサービスや仕事があることを知り、本当に助けられたと感じました。

    当時、父のことで八方塞がりになっていた私たちにとって、この支援はとても心強かった記憶があります。

    同じタイミングで私自身も転職を検討していたこともあり、何かの縁だと感じて、2016年にあいらいふへ入社することになりました。

  • 入社前の経歴と、入社後の印象は?

    私はとにかく人と接するのが好きで、携帯電話販売や家電量販店、カード会社、結婚式場など、さまざまな接客業を経験しました。前職は保険の営業をしていたのですが、もう少し人と深く関わる仕事がしたいと思っていたところでした。

    入社後は、介護関連の業種は初めてだったので覚えることが多く、日々忙殺されていたというのが正直なところです。ご相談者のお役に立てているという実感がなかなか持てず、聞かれた質問にその場で答えられないことも多々ありました。

  • どのように勉強をされましたか?

    当時は今ほど勉強会のような仕組みが社内で整っていなかったので、その都度先輩に聞いたり、事務所に戻って教えてもらったり、とにかく実践で身につけましたね。
     
    今でも覚えているのは、なかなか成果が出ない時に上司に言われた「追わなくても大丈夫」という一言。本当に必要だとご相談者に感じていただけたら連絡がくるから、あまりグイグイと追いすぎるな、と。そこからスッと肩の力が抜けました。

    その上司からかけられた「明るく楽しく前向きに」という言葉も、仕事を続ける上で大切にしているキーワードです。

  • 心をつなぐ、明るく前向きなサポートを

    これまでのお仕事で印象に残っているエピソードやお付き合いはありますか?

    父の経験もありますし、ご相談者がお若い方だと、ご家族の苦労や葛藤が身に沁みてわかります。先日も50歳過ぎの脳幹梗塞の男性がご相談にいらっしゃいました。奥さまがキーパーソンなのですが、ご本人もしっかりと意思疎通ができる状態でした。

    そういう方に対して施設をご案内するときは、難しさを感じますね。ご本人のご意向、ご家族の現状、医師の判断など、さまざまな視点から調整を行わなければならないときはより慎重になります。

    施設へのご入居のハードルというのは、どうしても皆さんにあるものだと思うので、ご本人が少しでも納得できる結果になるようお話をさせていただきます。入居前はご本人もご家族も不安を感じるものです。それは、自分と父との経験から非常によく理解できます。

  • 課題をていねいに解決することが信頼の架け橋

    ライフコーディネーターとしての仕事のやりがいはどんなところにありますか?

    「また、あの人に相談しよう」と思っていただけることを、心に留めておいています。ご相談者を紹介していただくケアマネジャーや、病院のソーシャワーカーとのお付き合いはすごく大事にしています。

    日々の連絡も欠かさず、電話もひんぱんにするのですが、メールやファックスなどで文面にも残すように心がけています。

    それがきっかけとなって、他の医療ソーシャルワーカーにも、施設の要件などを知ってもらえたことがあったんです。そこからつながりが広がったことがあり、とてもうれしかったです。

  • 難しい案件にも必ずベストな答えがある常に笑顔でお客さまの前に立ちたい

    モットーとしていることは?

    その場だけでは終わらせない。ご相談いただいた課題がひとつ解決しても、さらに次の困りごとが出てきた時に「もう一度あの人に相談してみよう」と思っていただけたら。当たり前ですが、そのためには日々、傾聴する姿勢が大切ですね。

    また、ご本人からかけていただく感謝の言葉ももちろんうれしいのですが、巡り巡って「あの時は助かったみたいですよ」「ありがたかったと言っていました」なんて、人を介して励みになる感想をいただいた時は、とりわけうれしいですね。

    私自身は、とにかく前向きでいたい。ご案内できる施設が少ない、難しいご事情を抱えたご相談者も少なからずいらっしゃいますけれど、絶対にベストなご提案をする、と心に決めています。とにかくポジティブに、前を向いて考え続けます。

    かつての私のように、施設のコーディネートという仕事や、紹介の仕組みを知らない方も多勢いらっしゃいます。まずはお話を聞いて、ご本人とご家族と一緒に考え、頼りにしていただけたらと思っています。

    取材・撮影:あいらいふ編集部
    文:遠藤るりこ

    あいらいふ入居相談室
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