INTERVIEW
問題解決の先にある 「こう生きたい!」 にフォーカスを。
ライフコーディネーター 河谷 恵子
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モットーは「身口意の一致」
- 仕事観についてお聞かせください。
私の仕事は、ご相談者さまの「こう生きたい」を実現すること。つまり「夢を叶える」ことです。
そのためにご相談者さまとご家族さまが何を望んでいらっしゃるのか、本質を捉えてその先のストーリーをご提案していくわけですが、それらはAIやデータで導き出されるものではありません。
私の場合、目の前にいる人の心の中を整理するように対話を重ね、傾聴することを心がけています。そこで大切にしているのが、身(行動)・口(言葉)・意(想い)を一致させること。仕事だけでなくプライベートも含めて、私の人生におけるモットーです。 -
すべてに対する見返りのない感謝
- 「心」の理想的な状態を保つため にしていることはありますか?
自然が好きで、時間があるときには、よくお気に入りのスポットでラグを敷いて寝ころんでいます。太陽のあたたかさを感じ、風を感じ、吸い込まれそうな空や雲の流れに心を任せる。メディテーション(瞑想)すると、自分のなかの感覚と向き合えます。
また、一日一日を大切に生きることも意識しています。すると、あたりまえのことにも感謝でき、いつの間にか目指した目標や理想に届くという好循環が生まれることが多いと実感しています。何かをしてもらったことに対しての感謝ではなく、あたりまえのように流れている時間、空間、出会いすべてに対する見返りのない感謝。それがあるから人と心で向き合い、心を見て、心で感じて、心に寄り添える。これはプライベートでも仕事でも同じです。人も自分もあたたかく包み込む、愛情深い「心」でありたいですね。 -
心で傾聴し、ストーリーを提案
- 「ライフコーディネート職の魅力」を教えてください。
「本物の笑顔に出逢えること」です。
介護や医療の問題は、施設に入居して終わりではありません。ご相談者さま、ご家族さまの想いをつむいで、娘さん息子さん世代、お孫さん世代にわたって関わるみなさまの幸せをつなぐ。そんなお手伝いができれば、これほど嬉しいことはありません。
そのために、目の前にいるお一人おひとりが大事にしている「人・もの・こと」は何なのか。どのような「信条」をお持ちなのか。不安やご要望の先にある「どのようになりたいか」というみなさまの想いが明確になるまで、できる限り傾聴するように心がけています。
ニーズの先にある本質を捉えた「ハッピーなストーリーのご提案」に共感していただけたときにこぼれる、「本物の笑顔」。それに出逢えたとき、私はライフコーディネーターという職業を改めて誇りに思います。 -
- ご相談者、ご家族からみた河谷は、どのような存在ですか?
母の施設選びを相談する中で、私たち家族全員の未来が豊かになるように、皆のストーリーをつなげてくださる。有難い存在です。
私たちの「想い」を丁寧に酌みとったうえでその先のライフプランまで含め、これからすべきことを整えて、一歩一歩、導きながら共に歩んでくださいました。
中立公正な目線でありながら、ご自分の人生経験や感性から発せられた言葉として届き、相談を重ねるたびに感謝と信頼が増していきました。 -
#夢を叶える仕事
- 最後に。ライフコーディネーターとは。
あいらいふには「介護の悩みのない社会へ」や「暮らしのお困りごとを解決する」といった標語があり、私たちライフコーディネーターの指針となっています。私は、それをよりポジティブなイメージに変換し、問題解決の先にある「こう生きたい!」という想いの実現に向けたサポートを目指しています。
ライフコーディネーターは、ご相談者さま、ご家族さまの人生に大きく影響する、責任ある立場。ですので、単に入居相談だけではない、関わる多くの人の「人生の話」として捉えています。
そこには必然的に、相続・不動産といった多くの課題が結びついて関わってくる。「こう生きたい!」に対して
最適なご提案をする際に、ご家族と士業の方々をおつなぎできるのもあいらいふだからこその魅力であり、強みです。
本当の意味で「トータルなサポート」をご提供するためには、ご家族と呼吸を合わせ、時間をかけてご家族と信頼関係を築いていく過程が必須です。エネルギーも体力も要しますが、コーディネートを通じて「みなさまの人生のハッピー」のお役に立てた暁には、ご家族間の絆に心を打たれ、出逢いに感謝できる。そんな素敵な職業です。