INTERVIEW

ご相談者の"本当の願い"を見極める。

ライフコーディネーター 萩原 徳和

  • 他社にはない強みが働きやすさを支える

    あいらいふのライフコーディネーターになるまでの経緯を聞かせてください。

    私は三世代同居の家庭で育ち、幼少期から自然と〝祖父母と同世代の方々のお役に立ちたい〟という想いがありました。

    大学卒業後は、ご高齢者が安心して生活できる住環境をご紹介するこの仕事に魅力を感じ、同業他社に入社しました。そこから約10年間、誠実にご相談者に向き合い、研鑽を重ねてきたと自負しています。

    その間、あいらいふの評判を耳にする機会は多く、好印象を持っていました。就職から10年目を迎えてさらなるスキルアップを考えたとき、真っ先に思い浮かんだ目標が、あいらいふへの転職でした。

    入社後は、評判通り風通しの良い社風で、しっかりとした評価制度があり、納得のいく成果が出せる環境でした。さらに、施設の最新情報を精査・共有する情報部門をはじめ、不動産の売却・仲介を担当する不動産部門、情報誌を発行する制作部門など、各分野からプロフェッショナルが集まっていることに驚かされました。入社後2年が経った今も、それが他社にはない強みであり、ライフコーディネーターの働きやすさにもつながっていると感じています。

  • 膨大な情報を駆使して願いに沿う提案を

    ライフコーディネーターとして心がけている点や、自分ならではの強みはありますか?

    ライフコーディネーターの役割は、施設とご相談者をつなぐこと。そのためには、適切な選択肢を数多く提示できるように、豊富な知識と経験が求められます。

    私は前職も含めて、数えきれないほどの施設に足を運び、設備や清掃状況から、介護スタッフの方々の表情まで自分の目で確かめて、気になる点があれば、納得がいくまで施設の方に質問する経験を重ねてきました。社内でも積極的に情報を交換して、日々更新。私が担当する地域の施設については、資料を見ずに詳細まで説明できるよう精度の高い情報を蓄積すべく努めています。結果として、それが私の強みになっているのだと思います。

    適切な選択肢を提示するために、もうひとつ、大切にしていることがあります。それは、ご相談者の〝本当の願い〟を見極めることです。

    ご相談者の本心やご本人の趣味嗜好などを理解するため、初回の面談は2時間ほどかけて対面でお話をうかがいます。その際、当然ながら言葉づかいは丁寧に。言葉ひとつで聞き手が受ける印象は変わります。また、話すペースは、お相手に合わせるように心がけています。早口の方には的確に、落ち着いた方にはゆっくりと。経験上、同じテンポで話す方が心地良く、ご相談者に安心してお話ししていただけます。

    そのように話を掘り下げていくと、ご自身でも意識していなかったご希望が明確になるケースも少なくありません。例えば、「リハビリをしたい」というご希望があっても、機能回復を目的に病院で行う「医療リハビリ」と、日常生活を送るための機能維持を目的とした「介護リハビリ」とでは、内容が異なります。ご本人の性格や意欲、ご希望によって適した施設が変わるため、すべてを総合的に考え合わせた上で、〝本当の願い〟に沿ったご提案ができるよう、心を尽くして向き合っています。

  • ライフコーディネーターは家族の歴史の節目に関わる立会人

    これまでの業務の中で、印象に残っているエピソードはありますか?

    以前、親子二代にわたって、老人ホームをご紹介させていただいた経験があります。最初は、認知症の80代のお母さまに付き添って、息子さんがご相談にいらっしゃいました。そして、ご希望に沿う施設にご入居いただいてから8年後、息子さんの奥さまからご指名でご相談があり、今度は息子さんのために施設をご紹介することになったのです。家族の歴史の節目に二度、深く関わったライフコーディネーターとして、責任感を新たにした出来事でした。

    この巡り合わせを経験してから、より一層、一つひとつのご縁に感謝するようになりました。ご相談者にとって、ご入居後まで頼れる存在であるよう努めています。

  • 多くの出会いを通して、世の中の広さを知ることができた

    昨年からエリアマネージャーとして、立川相談室のまとめ役を担っています。現状と将来のビジョンを教えてく

    私がエリアマネージャーとして皆を引っ張るのではなく、一人ひとりが主役になれるように、各自の業務をスムーズに進めるための裏方としての役割を意識しています。困っている人を助けたいという想いは、ご相談者に対しても、同僚に対しても同様です。面倒見が良いと評価していただくことがありますが、それはライフコーディネーターの仕事を通じて、ライフスタイルも、価値観も、家庭環境も異なるさまざまなご相談者と出会い、世の中の広さを知ったからです。世の中には、さまざまな人がいて、さまざまな想いがある。その事実が、私自身を成長させてくれました。

    現在の一番の目標は、立川相談室を拡大すること。全員一丸となって、介護の悩みのない社会の実現を目指していきます。

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