福祉系の大学を卒業後、特別養護老人ホームで介護職として働いていました。当時から、ご利用者さまが快適な生活を送れるように相談・援助・調整などを行う生活相談員を目指していたのですが、枠が空かず……。
そんなとき、あいらいふのライフコーディネーターが似た職種であることを知り、豊かなシニアライフを支える仕事だと感じて応募しました。努力した結果が給与面に反映されることも、やりがいやモチベーションにつながっています。

長女として育てられたためか、子どもの頃から人に頼られると最後まで面倒を見る性格で、人のためになることに生きがいを感じます。また、昔からこうと決めたら突っ走るタイプなので、両親からはいつも心配されていました。そんな性格を生かして、ご相談者さまから寄せられる信頼に応えるべく、誰よりもスピード感のあるご提案を心がけています。
ちょっとした変化を見逃さない察知能力も、私の強みです。ご相談者さまの表情や声のトーン、身振りなどに少しでも違和感を覚えたら、ご不満やご心配はないかどうかの確認を欠かさないようにしています。こちらから誘いかけるひと言があれば、ご相談者さまも不安や不満を伝えやすくなりますから。
こうした姿勢でご相談者さまと向き合い続けた結果、ソーシャルワーカーの方から、「松本さんは、どんなに難しい状況にあるご本人さま・ご家族さまとでも上手く向き合ってくれるので、安心してお任せできます」と、ライフコーディネーター冥利に尽きる言葉をいただくことができました。

どれだけ困難な状況であったとしても、決してあきらめないことです。ときどき介護保険が利用できない患者さまのご相談を受けることがあるのですが、残念ながら、介護保険が使えないと受け入れてくれる施設はほとんどないのが現状です。そのような難しいケースでも、入居費用などの金銭面でどうしても折り合いがつかない場合を除けば、決してあきらめません。“全国にこれだけの施設があるのだから、安住の地は必ずある。やるべきことは絶対にある”と自分自身に言い聞かせて、ご相談者さまに寄り添い、探し続けます。
あいらいふには、そんな私を支えてくれる医療・介護業界の経験者がたくさんいます。自分の知識と経験だけでは足りないと思ったら、ほかの経験豊富なライフコーディネーターの力をお借りして、最善のご提案を完成させるようにしています。社内で支えてもらえることが、ご相談者さまを支える力になっています。

もっと多くの方に、介護や高齢者施設への関心をもって欲しいと思います。ひとくちに高齢者施設といってもさまざまな種類があり、趣味や生活を楽しんでいるご入居者さまもたくさんいるんです。あいらいふのサービスや情報発信が、介護に関心をもっていただくきっかけになることを願っています。
私自身が目指しているのは、シニアライフを支えるプロフェッショナルです。介護の知識、保険制度など、何を聞かれても答えられる頼もしいライフコーディネーターになりたいですね。高齢期の暮らしを豊かに彩る存在になることができれば、それ以上の喜びはありません。
さらに施設からも、もっと必要とされる存在になることを目標にしています。施設の運営と、ご家族さまの人生に役立つ情報をお届けできる存在に。豊かに暮らせるご紹介先の施設が増えれば、ご提案の幅はさらに広がりますし、より多くの方が満ち足りたシニアライフを送れるようになる……。そんな未来を思い描いています。