あいらいふレポート

【あいらいふレポート】誤嚥防止という課題に向き合う とろみ付きメニュー搭載自販機を新宿オフィスに導入

飲み込む力の衰えによって生じる誤嚥(ごえん)は、シニア世代にとって、命にも関わりかねない大きな課題。

高齢者向け施設のご紹介を主事業とするあいらいふの社員にとっても、誤嚥防止の取り組みは、介護の現場任せにするものではなく、日常の中で常に意識し続けるべきテーマの一つです。

こうした考えのもと、あいらいふでは、誤嚥防止に配慮した「とろみ付きメニュー」を選べるコーヒーマシンを、新宿オフィスに導入しました。

安心を支える「とろみ」の工夫

誤嚥は、高齢になるほどリスクが高まるとされ、介護・医療の現場では、常に厳しく注意が払われています。

その対策の一つが、飲み物に「とろみ」をつけること。液体の流れをゆるやかにすることで、飲み込みやすさを高め、誤嚥のリスクを抑えます。

今回、導入したコーヒーマシンは、トーヨーベンディング株式会社の開発した「JCC コーヒーマシン」。同社が、病院や高齢者向け施設の現場を回る中で、誤嚥への配慮を求める声に着目し、とろみ付きメニューの開発を進めてきました。

施設への導入時には、ご利用者の状況に合わせてとろみの強さを設定できる仕組みとなっており、施設ごとのニーズに応じた運用が可能。水やお茶だけでなく、ブレンドコーヒーにもとろみをつけられるのが特徴で、安全への配慮と、「飲む楽しみ」の両立を目指した仕様となっています。

豆を挽く一杯を、どなたにでも

メニューはコーヒー、カフェラテ、抹茶ラテ、ココアなど、豊富なラインナップ。ボタン操作ひとつで、およそ30秒後には挽き立ての豆で淹れた一杯が完成します。とろみ付きメニューを選ぶ場合も、特別な手間はかかりません。

オフィスから、介護の課題を考える

あいらいふでは、誤嚥や転倒といったご高齢者の抱える日常のリスクについて、日々「ご相談を受ける側」の視点で向き合っています。こうした課題を、自分たちの身近な環境に落とし込み、理解を深めることが大切だと考えました。

2026年1月に導入されたコーヒーマシンは、現在、社員の福利厚生としてだけでなく、来客時の会話のきっかけや、介護の現場で起きている課題を共有するツールとしても活躍しています。

新宿オフィスにお越しの際はぜひ一度、誤嚥防止への工夫が詰まった一杯を体験してみてください。



コーヒーマシン担当者からのコメント
トーヨーベンディング株式会社 営業部 統括部長 増子裕次(ますこ・ゆうじ)さん

「当社では2025年1月から、コーヒーマシンへとろみ付きメニューの搭載を開始し、すでに高齢者向け施設や病院への導入実績を重ねています。

本機には、自動洗浄機能が搭載されており、日常のメンテナンスは原料の補充が中心で、スタッフの方の負担を抑えられる点も特徴です。

24時間、人の手を借りずに、淹れ立ての商品をご提供できること、また、ご入居者の方にも、ご自分で選んで『買う』楽しみを感じていただけることが、本機の大きなメリットだと考えています」

取材・文:あいらいふ編集部 / 取材協力:トーヨーベンディング株式会社

豊かなシニアライフのための情報誌『あいらいふ』編集部
【誌名】『あいらいふvol.182(2026年3月26日発行号)』
【概要】初めて老人ホームを探すご家族さまの施設選びのポイントをさまざまな切り口でわかりやすく解説。著名人に介護経験を語っていただくインタビュー記事のほか、人生やシニアライフを豊かにするためのさまざまな情報や話題を取り上げて掲載。
【発行部数】4万部
【配布場所】市区役所の高齢者介護担当窓口・社会福祉協議会・地域包括支援センター・居宅介護支援事業所・訪問看護ステーション・病院・薬局など1万か所

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