あいらいふレポート

【知っトク「注目のトピック」vol.08】何から手をつければ良いかわからない、終活にお悩みの方に。“より良い最期”を学べる「Happy Endingカード」とは?

終活や相続といった言葉を意識する年齢にはなったものの、何から手をつけたら良いのかわからない、と感じている方も多いのでは。今回は、“より良い最期”の形をカードゲーム形式でわかりやすく学べるお役立ちグッズ「Happy Endingカード」をご紹介します。

手軽なカードゲーム形式で
老後のリスクを直感的に体験

「Happy Endingカード」は、シニアライフにどのようなリスクが待ち受けているのか、わかりやすく学べるカードゲーム形式の体験型教材。どこから終活を始めれば良いのかわからない、とはいえ、いきなり専門家に相談するのも敷居が高い…と感じる方に向けた製品です。

プレイヤーは、シニア世代が直面するさまざまなお悩み事が描かれた49枚のカードを通じて、老後に訪れるさまざまなリスクを確認します。「あいらいふ」の40代編集部員が実際に挑戦してみました。

カードに描かれているのは、家族、保険、医療、介護、相続、葬儀など、準備不足の身には耳が痛いテーマ。

まずは、それぞれの課題に必要な備えを済ませているかどうかをYes/Noの二択で振り分け、さらにNoの中から、自身の価値感に照らして、備えが必要と思われるカードを「リスクカード」として選び出します。

添付のチェックリストに記録すれば、そのまま「バケットリスト」(人生でやり残したくないことのリスト)が出来上がります。

カードの裏面には、表に描かれた課題の解説と対策が示されており、さらに印刷された二次元コードからWeb上の動画解説を視聴することが可能。一枚のカードから、終活に際しての備えの要否を検討する上で十分な情報を入手できます。

プレイ後は、カードの残り枚数に応じた自分の“Happy Ending度”を4段階で判定します。編集部員の結果は、残り枚数が29枚の“直前アタフタ系”。まだまだ準備が足りないと釘を刺されてしまいました。

将来のリスクを事前に体験した上で、回避するノウハウを示してくれる同カード。シニアライフに対する自身の理解と備えが足りているか、あらためて確認することができました。

着想が評価され
グッドデザイン賞を受賞

同品は、カードゲームでシニアライフを考えるきっかけをつくるという着想が注目を集め、2016年度の「グッドデザイン賞」(主催:日本デザイン振興会)を受賞しています。

受賞に際しては、シンプルなYes/No方式を採用し、検討すべき事柄を簡単に導き出せるように設計したデザインコンセプトが高く評価されました。

また、カードに描かれたユーモラスなイラストや鮮やかな色使いも、重大なテーマを気負わず、前向きな形でユーザーに考えてもらうための雰囲気づくりに寄与したとされています。

同品は、以下のサイトなどから購入が可能です。
https://hep.kai.company/pricing-table

一人ひとりに合わせた終活を導き出せる「Happy Endingカード」。ご自身やご家族の終活について、ご家庭内で話し合うきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

同品の開発・販売を手がける一般社団法人 日本Happy Ending協会では、終活をテーマにしたセミナーの開催や、プランナーの育成も手がけています。

セカンドライフのプランニング
「一般社団法人 日本Happy Ending協会」
https://happyending.or.jp/

介護情報誌『あいらいふ』編集部
【誌名】『あいらいふ 2024年2-3月号』
【概要】 初めて老人ホームを探すご家族さまの施設選びのポイントをさまざまな切り口でわかりやすく解説。著名人に介護経験を語っていただくインタビュー記事他、人生やシニアライフを豊かにするためのさまざまな情報や話題を取り上げて掲載。
【発行部数】4万部
【配布場所】市区役所高齢者介護担当窓口・社会福祉協議会・地域包括支援センター・居宅介護支援事業所・訪問看護ステーション・病院・薬局など1万か所

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