木更津第一中学校の2年生がキャリア学習のため、あいらいふを訪問しました
2024年9月に続き、翌10月にも、千葉県の木更津市立木更津第一中学校の2年生6名があいらいふの新宿本社を訪問し、キャリア学習プログラムを体験しました。
参加した生徒の皆さんには今回もあいらいふのネックストラップと特製名刺をお渡しし、「あいらいふの社員」になりきってもらいました。あいらいふスタッフ一同、生徒たちの緊張がほぐれ、リラックスして学べる雰囲気作りに力を注ぎました。
はじめにあいらいふの代表から介護業界や会社の事業について説明を行いました。木更津第一中学校の創立時、ベビーブーマー時、参加した中学生の出生時、現在、それぞれの時期の出生数に触れながら、少子高齢化の進展と問題について解説し、ヤングケアラーといった社会課題についても言及。「君たちが40歳になった時(2050年頃)に困らないように、今僕たちは頑張っている」と、老人ホーム紹介業やあいらいふの存在意義について説明しました。

続いて、ライフコーディネーター(老人ホーム入居相談員)が、クイズを交えながら介護や高齢者施設の説明を行いました。老人ホームの種類は多岐にわたり、入居される方の身体の状態を考慮しながら、適切な施設を選ぶことは容易ではありません。そのためにライフコーディネーターがどのようにお客様に向き合って、どのように考えて施設をご提案しているのか。現場のリアルなエピソードを交えながら、施設選びの難しさやライフコーディネーターの役割について説明しました。
また、モニターに高級老人ホームやそこでの生活の様子のわかる写真が映し出されると、生徒たちはこれまで抱いていた老人ホームのイメージが覆されたようで、驚きながらも興味を持って説明に聞き入っていました。
その後は、施設介護に入居する必要まではないシニアの方々の日常生活を支える「まごころサポート事業」について、実際に日々サポートを担当しているコンシェルジュが説明しました。日常生活の中でシニアのお困りごとに気付くために大事にしているポイントや、その課題の解決方法についても紹介。施設介護の枠に留まらない、幅広い支援の形についてお話ししました。

最後のプログラムでは、実際にデイサービスや介護施設で行われる介護レクリエーションを体験してもらいました。色紙や色鉛筆を使った絵画、ヒバを使った香り袋、小鳥や木の根っこのパーツを組み合わせて作るペン立てなど、生徒たちは、限られた時間の中で懸命に制作しながら手先や頭を使ってモノを作ることの大切さや楽しさを体感しました。
プログラム終了後には、生徒の代表が学んだ内容をまとめ、感謝の言葉を述べてくれるサプライズも。生徒たちの反応に大きな励みを感じ、未来への期待感も高まりました。
介護や高齢期の生活は、若い方々にとっては遠い未来のことであり、なじみのない分野かもしれません。あいらいふでは、キャリア学習への支援活動を通じて、生徒の皆さんが「働くこと」への理解を深め、キャリア選択の際のヒントを得ていただくことはもちろん、ご自身やご家族の将来に向けて今から備えるべきことに気付くきっかけになればと考えています。
そのうえで、介護やシニアライフを支える仕事に興味を持っていただき、社会課題に目を向ける機会となるなど、日本が持続可能な社会であり続けるために自分たちにできることを考える良い契機となることを願っています。
あいらいふでは2023年より、「キャリア教育」をテーマとした訪問学習プログラムを設けて中高生の受け入れを行っており、今回までに計5校があいらいふを訪問しています。
2025年度も受け入れを予定しており、今後も若い世代を応援する活動を続けてまいります。