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私の「介護・医療記事」の読み方 Vol. 34

〈特別編〉介護情報を伝える上で、どんな点に注意を払っているのか?

「1000円台で手に入れる安心。この本を読めば、離れて暮らす親の不測の事態に対処できます」

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「インターネットで調べても解決できない自分自身が、実際、困っている事柄を解消する書籍をつくることが大切です」と小早川さん
profile

株式会社クロスメディア・パブリッシング

代表取締役

小早川幸一郎

1975年千葉県生まれ。出版社でコンピュータ書、ビジネス書の編集担当を経て、2005年10月、株式会社クロスメディア・パブリッシングを設立する。 企業ビジョンは、「メディアを通じて人と企業の成長に寄与する事業を行い、世の中に類を見ないグループを目指す」。

『離れて暮らす親のもしもに備える本』。故郷などに、高齢の親を残して大都市で働く方の心を鷲摑みにするタイトルの本は、クロスメディア・パブリッシングという出版社が発行した書籍です。この本の企画の萌芽を育てた同社の代表取締役、小早川幸一郎さんに、本を制作する上で注意を払った点について聞きました。

ネットで拾えない情報を書籍にまとめ上げる

 

 遠方に住む親の介護と自分の仕事や家庭生活をどう両立させるかということは、都市部で働くビジネスパーソンにとって切実な問題です。
 私自身も70 代の親を持つ団塊ジュニア世代で、介護のために仕事を辞めたり、遠距離介護による疲れで体調を崩すなどの事例を周囲で見聞きすることも増え、この問題が身に迫っていることを実感しています。
 そこに読者ニーズがあるのではという私の提案をもとに、編集者が企画して生まれたのが『離れて暮らす親のもしもに備える本』です。親と子の双方が自立した生活を長く続けるために、子の側がしておくべきことや知っておくべきことについて、介護やお看取りに関することも含めて網羅的にまとめた一冊です。
 今は、病院探しから遺言の手続きやお墓選びまで、あらゆることがインターネットで調べられる時代なので、ネットで拾える情報を本にする意味はありません。その点でも著者の窪田剛さんによる、親子のコミュニケーションの取り方を重視した内容は適切だと感じています。相続などに関して税理士の加藤正英先生に監修していただいているほか、私の実母で介護関連のNPOを主宰する小早川正子にも、親側の視点から課題を挙げるなど協力してもらっています。

 

「8月のお盆の時期のJR大宮駅のフェアで飛ぶように売れました」

 

 発売後、しばらくはコツコツとした売行きでしたが、8月のお盆の時期に、JR大宮駅構内の書店でワゴンに積んで展開するフェアを仕掛けたところ、飛ぶように売れました。新幹線で帰省して久しぶりに親に会う方達に訴求したのだと思います。
 この本に書かれた知識があれば、不測の事態にも落ち着いて対応できます。「1000円台で手に入れられる安心」として、同世代を中心とした多くの方にお届けしたい本です。

 

※月刊あいらいふ2019年2月号を再掲載したものです。

2019.02 あいらいふ 掲載

取材: 堀江令子 / 撮影: 近藤豊

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