「老人ホーム選び」をテーマとする書籍の最初に書かれているのは、さまざまな介護施設の種類の説明。しかしながら、実は、そのあり方に違和感をおぼえている方が多いのです。


現在の悩みをハッキリと把握すること。ホーム選びは、そこから始まる


 車を購入するとき、「予算内だから近所からトラックを買う」と考える人はいません。「何のために、車が必要なのか」というニーズがまずあって、それに合うタイプの車を選ぶはずです。老人ホーム選びも同じです。

 例えば、介護度が高い方や常時見守りが必要な方、医療ニーズのある方や重度の疾患をお持ちの方には、24時間看護スタッフ常勤の「介護付き」がよいでしょう。一方、重度の認知症の場合は、認知症対応フロアがあるホーム。また、比較的お元気な親を呼び寄せたい場合や、「介護未満の高齢者」には、サービス付き高齢者向け住宅がおすすめです。お風呂の回数など、「こだわり」があるのなら、「住宅型」がおすすめ。

 見つけたいのは「望む生き方をかなえる場所」のはずです。スペックから入るのではなく、ニーズから検討してみてください。


  起点は、ご本人やご家族がどのような暮らしをしていきたいかです。仮に、ご本人の意思表示が困難な場合には、性格や生活状況をよく知るご家族が「介護施設でどのような生活をしてもらいたいか」を考えてください。難しければ、第三者に依頼するとよいでしょう。


※関連記事もどうぞ!
「介護付、住宅型、サービス付き」の違いとは?