ブランド力よりリハビリの実績
相談者の概況
ご対象者様は80代の女性で独居。体調を崩して入院した際、胃と肝臓にガンが見つかり、手術と化学療法によって寝たきりに。退院後はリハビリの強いホームに入り、最終的に自宅復帰をお望みです。
【困っていること】
・母が体調を崩して入院。胃と肝臓のガンで手術と化学療法を受ける。
・体力が衰え、寝たきりの状態であるが、治療を終えたため退院が決定。
・リハビリの強いホームに入って、自宅に戻れるように体力を戻したい。
エピソード詳細
ご対象者様は80代で独居の女性。息子様が近くにお住まいです。お母様は体調不良で入院した際、胃と肝臓にガンが見つかり、手術と化学療法で治療。体力が落ち、寝たきり状態ですが、退院が決まった時点で病院の医療ソーシャルワーカー様からご相談がありました。自宅に近くて24時間看護師常駐で、看取りまで対応可能なホームを探してほしいと。
息子様にお話を聞くと、お母様は抗がん剤治療の影響で身体機能が衰えているため、医師がリハビリに難色を示していても、リハビリの強いホームに入り自宅に戻れる状態にしたいというのです。お母様もリハビリに前向きでいらしたのでPTによる個別リハビリの条件も加え、3軒のホームをご提案。
1軒目はブランド力も高く、提携先の病院も充実。2軒目は個別リハビリが週2~3回受けられ、生活リハビリも活発。寝たきりの方が歩行可能になった実績もあります。3軒目は小規模で家庭的な雰囲気が魅力。結果的に2軒目のホームに入居されました。選ばれた理由は、入居者の心と体に寄り添い、スタッフが一丸となって取り組むリハビリ体制であったからです。
お母様は入居1週間程度で、居室からトイレまでの距離は歩行器を使って歩けるまでになりました。
選定ホーム
ホーム(1)
24時間看護師が常勤。PT(理学療法士)による個別リハビリと自立支援プログラムが充実。系列病院との連携も完備。
ホーム(2) ※入居ホーム
24時間看護師が常勤。PTによる個別リハビリの他、生活リハビリに力を入れていて、機能回復の実績も豊富。家に近い。
ホーム(3)
PTと24時間看護師が常勤。広々とした機能訓練室に最新のリハビリマシンを導入。小規模で家庭的な雰囲気。
入居したホーム
24時間看護師常駐。リハビリに特化しており機能回復の実績も豊富。
今回のポイント
・リハビリを望む場合、本人の意思や目的に合ったホームの選択が大切。
・リハビリは本人が行うので、家族の希望だけで決めると失敗しやすい。
・各ホームのリハビリ実績についても、 相談員は詳しい情報を持っている。
・相談員は入居者や家族のニーズを把握し、適切な提案を行う。