見つけた! 毎日入浴できるホーム
相談者の概況
相談者は居宅支援事業所のケアマネジャー。対象者は80代男性で独居。パーキンソンの持病あり。認知症もなく自立していたものの何度か転倒骨折しており、独居に不安を覚えて入居を検討。多趣味なため自由度の高いホームを希望していました。
【困っていること】
・麻雀、カラオケ、囲碁、将棋――入居後も趣味を続けたい。
・お酒を飲んだり、毎日入浴したり、自由に過ごしたい。
・判断能力は衰えていないが、身の回りがだんだん不自由になってきた。
エピソード詳細
80代で独居だったご対象者様は認知症もなくお元気でしたが、パーキンソン病の持病と、足がやや不自由でした。そのため、これまでに何度か転倒骨折を経験。また独り暮らしによる生活リズムの乱れから服薬管理にも問題が生じてきたため、今後の暮らしに不安を覚えてホームを検討することになりました。
ご本人様にお会いして要望を伺ったところ、自由に「入浴」ができ、「お酒」が飲めるホームをご希望とのこと。また非常に多趣味な方で、定期的に外出してはカラオケや音楽鑑賞、囲碁将棋、麻雀なども楽しんでいて、入居しても趣味を継続したい。そのためにもリハビリをしてくれる場所がいいとのご要望でした。
お話を伺い、相談員の頭にはまさしくその要望が叶うホームが浮かび上がりました。自由度が高く、希望者はリハビリも可能。まさにご相談者様にぴったりのホームでした。
さっそくご提案したところ、「ここを見て見たい」とチラシが1枚。ご自分で探してきたという近所のホームのチラシでした。相談員は要望にマッチしないホームであることはすぐにわかりました。しかし、ご納得いただいた上で入居するために、両方のホームを見比べることに。2つのホームに加えていくつか候補を絞り、隣県に住む次男様とご本人様、相談員で見学に行くことになりました。
見学した結果、相談員ご提案のホームは、まさに自由な生活をエンジョイできる場所。次男様が「親父、ここしかないだろ」という一声で無事に入居が決まりました。
選定ホーム
ホーム① ※入居ホーム
新規オープンの住宅型有料老人ホーム。24時間看護師常駐で医療対応が強い。自由度が高く、施設内アクティビティが充実。希望すればリハビリも提供。
ホーム②
介護付有料ホーム。小規模。職員配置1.5:1。
ホーム③
介護付有料ホーム。理学療法士によるリハビリを実施。職員配置2.5:1。
ホーム④
介護付有料ホーム。24時間看護師常駐。職員配置2.5:1。
入居したホーム
自由な雰囲気がウリの住宅型有料老人ホーム。介助不要なら毎日の入浴が可能
今回のポイント
・要望に合った提案ができるのは、ホームを知り尽くしたプロだからこそ
・ホーム情報はたくさんあるけれど、自力で探すのはミスマッチのリスク大