一度は相談中止。やっぱり入居したい
相談者の概況
談者は対象者の長男。対象者は70代女性で独り暮らし。以前、老人ホームを検討して見送ったものの、その後、自宅で転倒骨折して入院。退院後に自宅へ戻ることは難しかったため、リハビリに強い老人ホームの入居を希望していました。
【困っていること】
・一度は老人ホームを見送ったが、やはり入居を検討したい。
・自宅で転倒骨折、退院後に1人暮らしは難しい。
・夫に先立たれて独居、持病の状態によって日常生活動作(ADL)が大きく変動。
エピソード詳細
70代のご対象者様はご主人に先立たれた後、独り暮らしをしていました。2度のがんを克服したものの、最近では認知症およびパーキンソン病のような症状も現れ、体調の悪い時は車イスを自分で押すこともできない状態でした。
そこで老人ホームを検討してあいらいふへご相談をいただいたものの、「もう少し自宅で頑張りたい」と一時、相談は中止に。ところが数か月後、再度ご連絡があり、なんと転倒骨折で入院してしまったとのこと。退院後の独り暮らしは難しかったため、改めてリハビリに強い老人ホームを探してほしいとご相談をいただきました。
ご長男様は電車で1時間ほどの距離に住んでいましたが、対象者様は地元への愛着が強く、できれば地元の老人ホームがよいとご希望。そこで対象者様の地元と、長男様の居住地との中間地点の2か所でそれぞれ老人ホームをご提案しました。
3か所見学したところ、地元にある老人ホームではベテラン作業療法士が常駐し、無理なく取り組めるリハビリメニューが充実。さらにその施設に長く勤める副施設長と地元の話題が盛り上がり、「親近感が持てた」という理由から入居を決定。入居後は毎日のようにリハビリに取り組み、リハビリ後は温泉を引いてある大浴場で汗を流すのを楽しみに過ごしていらっしゃるということでした。
選定ホーム
ホーム(1)※入居ホーム
介護付有料老人ホーム。経験豊富な作業療法士常駐。介護度に応じたフロア分けを実施。対象者の居宅エリア。
ホーム(2)
介護付有料老人ホーム。作業療法士常駐。介護度に応じたフロア分けを実施。対象者と長男居住地の中間点。
ホーム(3)
介護付有料老人ホーム。作業療法士常駐。隣接するグループ施設でパワーリハビリが可能。対象者と長男居住地の中間点。
入居したホーム
地域密着。スタッフと地元の会話が弾み、リハビリにも強い老人ホーム
今回のポイント
・ベテラン相談員が、家族背景やニーズを把握して適切な老人ホームをご提案
・入居を迷ったら相談中止も大丈夫。必要になったらいつでもご連絡下さい