嚥下訓練がある老人ホーム
相談者の概況
80代のお父様は、転倒による脳挫傷で入院。嚥下障害のため、ペースト食です。娘様は、好物のうなぎを食べられるようになることを望んでいました。そこで、嚥下訓練を行うことのできる老人ホームをご紹介しました。
【困っていること】
・父は脳挫傷で入院。嚥下(えんげ)障害になって、好物が食べられない。
・退院後は機能訓練士がいるホームに入り、リハビリを続けたい。
・娘はネットで色々と検索したが、何を基準に決めるべきかがわからない。
エピソード詳細
娘様家族と同居する80代のお父様は、外出先で転倒して脳挫傷で入院。嚥下障害となり、ペースト食を召し上がっていました。退院日が近づいた頃、医療ソーシャルワーカー様を通じて娘様から、あいらいふ入居相談室にご相談があったのです。
娘様と会ってお話しをすると、お父様はかなりの食通で「好物のうなぎを食べられるように、老人ホームでリハビリを続けたい」とのこと。
選定は3軒。まずは、個別リハビリで定評があるホーム。次は言語聴覚士と連携し、嚥下訓練をしていて、食形態に合わせた食事も人気のホーム。最後は理学療法士と作業療法士が常勤し、リハビリメニューが充実しているホーム。
見学は、遠方に住んでいる息子様も同行できる日に設定。ご家族に試食していただくために普通食とペースト食のご用意もお願いしました。
3軒目を見学後に、そのホーム内の相談室をお借りして家族会議を開催。娘様もネットで検索して色々とご存知でしたが、最後に見学したホームを選ばれました。屋上庭園をご覧になった際「ここならお父さんと一緒に散歩ができる」と気に入られたのです。入居後の生活をイメージしやすかったこと、食の好みを共有できたことも大きな決断理由でした。
選定ホーム
ホーム(1)
リハビリに特化し、専任の機能訓練士によるきめ細やかな指導を受けられる。24時間看護スタッフ常勤で、手厚いサポート体制。
ホーム(2)
24時間看護スタッフ常勤でクリニックを併設。嚥下訓練にも力を入れている。嚥下評価を行い、入居者に合った食事でも定評がある。
ホーム(3) ※入居ホーム
24時間看護スタッフ常勤。理学療法士、作業療法士による個別リハビリも対応。屋上庭園で散歩が楽しめ、食形態の選択幅も広い。
入居したホーム
24時間看護スタッフ常勤で、個別リハビリも充実。食を選ぶ楽しみがある。
今回のポイント
・ホームの情報は、パンフレットやネット情報だけでは見えない部分も多い。
・相談員は入居者に合ったベストな選定を行い、詳しい情報も提供できる。
・交渉すれば、ホーム内の相談室を借りて家族会議を設定できることも。