糖尿病を患いインスリンの治療が必要です。このコロナ禍でも入居できる老人ホームはありますか?

趣味や娯楽などが、大切なポイントになることも

 相談者の概況

誤嚥性肺炎で入院した70代のご主人様は胃ろうを造設。夜間のたん吸引が必要になったため自宅での介護は難しく、老人ホームへの入居を検討することになりました。しかし、キーパーソンである奥様が優柔不断で、なかなか入居先を決めることができません。そこで「日々の暮らし方」という視点を提供し、ご主人様の趣味が叶えられる老人ホームへの入居を決めました。

【困っていること】

・夫が誤嚥性肺炎で入院し胃ろうを造設。
・たん吸引も頻回で自宅に戻れない。
・老人ホームを提案するが、妻が優柔不断でなかなか決められない。

 エピソード詳細

誤嚥性肺炎で入院した70代のご主人様は、嚥下機能が著しく低下し、胃ろうを造設することになりました。また、たん吸引も必要になり、回数は頻回で、夜間も行わなければなりません。ご主人様は70代の奥様と同居中でしたが、ご自宅での介護は難しいことから老人ホームへの入居を検討することになりました。

胃ろうとは口から食事ができない人が行う経管栄養法の一つで、一般的には内視鏡手術で胃とお腹に直接栄養を送り込むためのチューブを通し、そこから栄養剤を注入します。重度の認知症の方や嚥下機能が著しく低下している場合などのほか、病気や治療にともなう長期的な経口摂取ができない場合にも選択される栄養摂取の方法です。このほかの経管栄養法として、腸に直接チューブを挿入する腸ろうや、鼻からチューブを挿入し胃や腸に直接栄養を注入する経鼻経管栄養があります。

胃ろうの栄養剤のセットは、医療従事者のみ行うことができるので、看護スタッフが常勤であることが条件です。また、胃ろうにしたからといって誤嚥性肺炎がなくなるわけではなく、口から食べる機会が少なくなることで嚥下機能の低下が進み、また、唾液の分泌量が減り口の中が汚れやすくなるため、口腔ケアに力をいれていることも老人ホームの選定では大事な要素となりました。

これらの医療的なケアに加えて嚥下リハビリも条件に加えて、奥様が希望されているご自宅近くの3軒の老人ホームをご提案しました。早速、奥様は見学に行かれましたが、「どこも条件が揃っているので甲乙つけがたく決められない」とおっしゃいます。お話を伺っていると、奥様はどうも優柔不断な性格のご様子。そこで「あいらいふ入居相談室では、老人ホームの情報は現地現認が基本で、日々情報を収集し、更新しています。どこを選んでいただいてもご希望のケアを受けることができます。もし迷われているなら、例えば、どの老人ホームならご主人様が楽しく過ごせるか?という視点で考えるのも、一つの手だと思います」とご提案しました。

老人ホームは住まいです。ケアの内容にばかり目が行ってしまいますが、どのように日々を過ごすのか、という点も見過ごしてはならない重要なポイントです。すると「もう一度それぞれの特徴を説明して欲しい」と奥様。一つひとつ丁寧にご説明すると、ケーブルテレビを部屋で鑑賞することができる老人ホームに興味を示されました。ご主人様は海外ドラマが大好きで、いつでも好きなドラマを見ることができる環境があれば、退屈せずに過ごせると思われたようでした。

ご希望の老人ホームへ入居後、奥様は足繁く通い、ご主人様とご一緒に海外ドラマを鑑賞されているそうです。「とてもよい老人ホームを紹介してもらいました。主人も喜んでいます」と、嬉しいお言葉をいただきました。

 選定ホーム

ホーム(1)※入居ホーム
24時間看護スタッフ常勤の介護付有料老人ホーム。内科クリニックを併設し、提携医療機関との医療連携もあり、医療的な安心感がある。レクリエーションも多様。自宅に近い。

ホーム(2)
医療法人が運営する介護付有料老人ホーム。24時間看護スタッフ常勤で医療的に重い方でも受け入れ可能。治療中の病院にも近い。

ホーム(3)
24時間看護スタッフ常勤の介護付有料老人ホーム。人員体制も手厚く、医療的に重い方でも積極的に受け入れる。リハビリが充実。

 今回のポイント

・胃ろうの栄養剤のセットは、医療従事者のみ行うことができる。
・あいらいふ入居相談室は、プロの目で選び抜いた最適な老人ホームを提案できる。
・老人ホームを決めかねている場合、違った角度から検討することも大事なポイント。

あいらいふ入居相談室は
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