自宅でのインスリン注射が困難に!
相談者の概況
1日3回食前にインスリン注射が必要なお母さまが自己注射が困難になり、インスリン注射を行ってくれる介護施設を探しておりました。お母さまはインスリン注射をご自身でされておりましたが、脳梗塞で倒れ、右半身にマヒが残り、車イスや介助が必要な要介護3。さらに認知機能も低下し、インスリン自己注射も困難に。そこで介護施設の中で有料老人ホームへ入居することを検討しました。
【困っていること】
・独り暮らし。脳梗塞で入院するが、右半身にマヒが残り要介護3。
・1日3回食前にインスリン注射が必要。
・認知機能の低下で、自身でインスリン注射の管理ができなくなってしまった。
エピソード詳細
70代のお母様は、糖尿病で1日3回食前にインスリン注射を必要としていましたが、ご自身でインスリン管理をしながら、一人で暮らしていらっしゃいました。しかし、ある日、糖尿病の慢性合併症のひとつである脳梗塞で倒れてしまいます。タイミングよく訪問された娘様がその姿を発見。お母様は、病院へ救急搬送され一命を取りとめますが、右半身にマヒが残り、車イスや介助が必要な要介護3。さらに認知機能も低下、インスリンの打ち残しや打ち忘れなどの恐れもあり、自己管理が困難な状況になってしまいました。
リハビリを続ける日々の中、退院の見通しが立ちましたが、このまま自宅に戻ることは難しいと、病院の医療ソーシャルワーカー様を通じて、娘様より、あいらいふ相談室へご連絡を頂きました。
朝食前のインスリン注射も必要なことから、看護スタッフが24時間常勤、または日中常勤でも朝食時間帯も対応可能な老人ホームに打診。受け入れ可能な老人ホームのうち、娘様が通いやすい2軒を見学して頂きました。
入居を決められたのは、24時間看護スタッフが常勤し、手厚い2:1の人員体制で生活リハビリに力を入れている老人ホーム。お母様はご自身のペースで少しずつできることを取り戻しているご様子です。
選定ホーム
ホーム(1) ※入居ホーム
介護付有料老人ホーム。24時間看護スタッフ常勤。人員体制2:1の手厚い介護。生活リハビリに力を入れている。新しくきれいな館内。娘様宅から近い。
ホーム(2)
介護付有料老人ホーム。24時間看護スタッフ常勤。入居者のご状況でフロア分けされている。個別リハビリに力を入れている。レクリエーションやサークル活動も盛ん。娘様が通いやすいエリアにある。
入居したホーム
生活リハビリに力を入れている、24時間看護スタッフ常勤の老人ホーム
今回のポイント
・認知機能の低下時は、インスリン管理や合併症のリスク管理などのサポートが必要。
・インスリン注射の回数とタイミングにより、看護スタッフの常勤時間帯を考慮する。