もう一度、フラダンスを踊りたい
相談者の概況
70代の奥様が大腿骨頚部骨折で入院。退院時期が迫りましたが、奥様には軽度の認知症があり、ご主人様は自宅での介護に不安なご様子。一方、奥様は趣味のフラダンスを再開するためリハビリを強く希望されています。
【困っていること】
・大腿骨頚部骨折で入院し、回復期リハビリテーション病棟でリハビリ中。
・夫も高齢で、軽度とはいえ認知症のある妻の面倒は見ることができない。
・妻はリハ病棟での経過が順調なので、継続してリハビリを行いたい。
エピソード詳細
大腿骨頚部骨折で入院した70代の奥様。回復期リハビリテーション病棟の退院時期が迫ってきましたが、奥様には軽度の認知症があり、ご主人様も高齢で退院後の介護が不安なご様子。見かねた息子様が老人ホームへの入居を提案し、あいらいふ入居相談室へいらっしゃいました。
フラダンスが趣味だった奥様は、何としてでも再び踊りたいとリハビリに積極的です。「ホームに入るなら、リハビリに特化した施設を」と希望。ご主人様の訪問も視野に入れ、利便性のよい施設をいくつかピックアップ。その一つには、フラダンスのイベントを行うホームも入れました。
見学時、どこもリハビリや認知症対策に定評があり、ご主人様も息子様も悩まれていました。しかし、最後に訪問したホームのフラダンスイベントが決定打となり、「ここがよい」とお二人。フラダンスが得意な職員もいるとのことで、即、入居が決定しました。
入居後は、いつもフラダンスの話題で盛り上がり、同じ入居者のためのフラダンス教室を開きたいと奥様は意気込んでいるそう。時に辛いと感じるリハビリも「また踊りたい」という気持ちで乗り越えていらっしゃると、ホーム長より報告を受けています。
選定ホーム
ホーム(1)
医療法人運営の介護付有料老人ホーム。リハビリが充実し、新しいマシンを積極的に導入。季節イベントやレクリエーションも豊富。
ホーム(2)
24時間看護スタッフ常勤の介護付有料老人ホーム。リハビリや認知症対応には定評がある。郊外の主要駅なのでアクセスがよい。
ホーム(3)※入居ホーム
神経内科医の定期訪問診療のある介護付有料老人ホーム。認知症の継続的ケアや、理学療法士による個別リハビリプログラムも充実。
入居したホーム
フラダンスイベントを有し、リハビリと認知症ケアに定評がある介護付有料老人ホーム。
今回のポイント
・リハビリを効果的に継続して行うには、本人の意欲を上げることが重要。