認知症とうつ病に対応できる老人ホーム
相談者の概況
70代のお母様は、お父様を亡くされたショックから心身ともに衰弱。うつ病と認知症のため精神科に入院し、要介護5に。退院後も精神科のケアが必要なため、娘様が認知症とうつ病に対応できる老人ホームを探されています
【困っていること】
・夫の死後、心身ともに衰弱し精神疾患となり入院。
・認知症が進み、入院時は要介護5。
・退院後も服薬は必須で、精神科のケアは外せない。
エピソード詳細
お父様を亡くされたショックから、精神的にも身体的にもまいってしまった70代のお母様。認知症のほか、うつ病を患ってしまったため精神科への入院を余儀なくされました。意思の疎通は取れるものの、入院を機に自力での歩行は困難となり、要介護5に。
幸い、服薬によりうつ状態は回復し退院する運びとなりましたが、退院後も精神科のケアが必要となるお母様の世話は、自宅では無理と考えた娘様。病院の医療ソーシャルワーカー様とともに、あいらいふ相談室にいらっしゃいました。
娘様の希望は、予算内、自宅から車で30分以内の、精神科のケアがしっかりとできるホーム。また、レクリエーションの充実ではなく、心の不安定なお母様が落ち着いて暮らせる静かな環境を望まれていました。
相談員は、豊富な担当エリアの情報から希望条件を満たし、かつ自然に恵まれた好環境のホームを吟味してご紹介。娘様はその中から3軒を選び見学に行かれ、保育園がすぐ隣にあるホームを大変気に入られました。その理由は、お母様が大の子ども好きであるということ。3軒の中では1番離れた場所にありましたが、自宅からの距離より、何よりもお母様の心の安定を第一に考え、そのホームへの入居を決められました。
選定ホーム
ホーム(1)※入居ホーム
サービス付き高齢者向け住宅。クリニック・訪問介護事業所を併設し、精神科の訪問診療もある。窓から保育園の園庭が見える。
ホーム(2)
介護付有料老人ホーム。暮らし全般の事業を展開する企業との共同プロジェクトによる施設。閑静な住宅地にあり、自転車で通える。
ホーム(3)
介護付有料老人ホーム。フロアごとに食事スペースがあり、全体に落ち着いた雰囲気。自宅からも近く、まわりには自然も多い。
入居したホーム
クリニック併設で精神科の往診もあるホーム。保育園が隣接する。
今回のポイント
・相談員は、担当エリアの施設を熟知。どんな希望もまず相談・共有を。
・豊富な情報から、環境・設備・対応まで希望に沿ったホームをご提案。
・心のケアは専門家だけでなく、ご本人様にとっての心のよりどころにも注目。