大腿骨の骨折からの老人ホーム入居
相談者の概況
ご対象者様は70代で独居の男性。大腿骨と上腕骨の骨折で入院。リハビリ病院退院後の独居生活に不安を感じ、老人ホームへの入居を検討しています。趣味の将棋や麻雀のできる老人ホームをご希望されています。
【困っていること】
・独居で70代の男性。大腿骨頸部骨折と上腕骨骨折で入院。
・一時、寝たきり状態で要介護3であったが、リハビリの結果、要支援1に。
・自立支援に力を入れ、自分の趣味が楽しめる老人ホームを検討中。
エピソード詳細
対象となるお父様は70代で独居。ジョギング中に転倒し、大腿骨頸部骨折と上腕骨骨折で入院。一時、寝たきりになり、要介護3まで身体機能は低下しましたが、リハビリ病院に転院後、回復し要支援1に。退院が決まり「独居は心配なので老人ホームを検討したい」と病院の医療ソーシャルワーカー様を通して息子様からご相談がありました。
お父様は認知症もなくお元気なので、できるだけ自立した生活をお望みです。また、非常に多趣味で将棋と麻雀はかなりの腕前。食べ歩きも大好きでしたので、自分の趣味、嗜好を堪能できる環境が必須条件です。これらのご要望を踏まえて、3軒の老人ホームをご提案しました。うち1軒はサービス付き高齢者向け住宅。もう2軒は運営母体が同じ介護付有料老人ホームです。お父様も一緒にご見学され、手厚いケアが受けられ、なじみの将棋道場にも近い介護付のホームを選ばれました。
決め手となったのは、趣味や嗜好の実現に加え、自立度の高い人向けのフロアがあり、ホーム全体が明るくて、自宅生活に近い環境にあることでした。すべての希望条件がそろっていたため、今では介護スタッフに見守られながら、自宅さながらの入居生活を楽しまれています。
選定ホーム
ホーム(1)
医療との連携がよく、自立支援に向けたサポートに力を注いでいる。自宅に近い。サービス付き高齢者向け住宅。
ホーム(2)※入居ホーム
サポート体制が手厚い介護付有料老人ホーム。趣味のサークル活動がさかん。なじみの将棋道場にも通える距離。
ホーム(3)
入居したホームと同系列の介護付有料老人ホーム。介護度の重い入居者が多く、病院のような雰囲気。
入居したホーム
自宅に近く、将棋や麻雀などのサークルがあり、食事もおいしい。
今回のポイント
・自立度の高い人は介護度別にフロア分けされたホームがおすすめ。
・介護度の軽い入居者が多いホームは、趣味のサークル活動もさかん。
・希望条件が多い時は、優先順位を明確にしておくと迷いが少ない。