50代の老人ホーム入居は無理?
相談者の概況
ご対象者様は50代の男性。肝疾患と認知症のため、弟様が在宅で介護していましたが、病状が悪化して入院。退院後、自宅での生活は困難。とはいっても年齢的に入居できる老人ホームがあるのか、悩みは膨らむ一方です。
【困っていること】
・弟が母と50代の兄を在宅で介護。兄は肝疾患で重度の認知症がある。
・兄は肝疾患が悪化して入院。退院を控えているが、在宅復帰は困難。
・50代でも入居できる老人ホームはあるのだろうか?
エピソード詳細
ご対象者様はお母様と弟様と暮らしている50代の男性。肝疾患と認知症があるため、弟様がお兄様を在宅で介護。しかし、お兄様の病状が悪化して入院。退院を控え、病院のソーシャルワーカー様から連絡がありました。弟様はお母様の介護もしており、認知症が進行したお兄様の面倒をみることは困難なご様子。とはいっても50代で入居できるホームがあるのか悩まれていました。
一般的に老人ホームの入居は65歳以上ですが、40歳以上65歳未満でも介護保険指定の特定疾病に該当して介護認定を受けている場合は入居可能です。それでもホームによって受入れの可否は分かれます。あいらいふ入居相談室では、お兄様の身体状況をふまえ、受入れ可能なホームを選定した上で3軒ご提案。
各施設長にはこれまでの経緯をお伝えし、見学時の質疑応答がスムーズにいくように調整しました。結果的に弟様が選ばれたのは、きめ細やかなケアで自宅からアクセスしやすいホーム。コンシェルジュサービスも利用できるので便利です。今ではお兄様も入居生活に慣れ、落ち着いた生活を送っていらっしゃいます。
選定ホーム
ホーム(1)
自然豊かな環境にある有料老人ホーム。個室と2人部屋を完備。医療との連携が強く、個別リハビリも充実。駅から離れていてアクセスは不便。
ホーム(2)※入居ホーム
手厚いケアで定評のある住宅型有料老人ホーム。コンシェルジュが常駐しており、相談しやすい環境。居室が広めで建物もきれい。
ホーム(3)
小規模のホームで建物が一軒家のようなつくり。アットホームな雰囲気なので、自宅のような感覚で生活できる。
入居したホーム
きめ細やかなケアで定評のある住宅型有料老人ホーム。建物もきれい。
今回のポイント
・特定疾病に該当して介護認定を受けていれば、40歳以上から老人ホーム入居が可能な場合も。
・多重介護は介護者の負担も大きいので、専門家に相談できる環境が必要。