認知症・拒食・介護拒否で困窮

 相談者の概況

ご対象者様は90代の女性。同じ建物に息子様ご夫婦も住んでおり、お母様を在宅で介護していましたが、認知症が悪化。食事を作っても拒み、お菓子しか食べず、介護拒否が強くなり、どうにもならない状態です。

【困っていること】

・90代の母は認知症が悪化し、毎日、好きなお菓子しか食べない。
・食事を作って食べるように勧めても抵抗。低栄養の不安も増幅。
・食事以外でも介護拒否が強く、家族も手に負えない状態。

 エピソード詳細

ご対象者様は90代の女性で認知症。同じ建物に息子様夫婦が住んでおり、在宅でお母様を介護。しかし、認知症が進行し、食事はとらず、お菓子しか食べません。介護拒否もひどいため、息子様からケアマネジャーを通して、「自宅に近くて低予算で入居できるホームを探してほしい」とあいらいふ入居相談室に連絡がありました。

息子様とお話すると、ある老人ホームのチラシをご覧になり、費用の安さに引かれているご様子でしたが、認知症のお母様には適切でない理由をお伝えしました。また、希望のエリアでは予算的に選定が困難なため、少し距離を延ばして3軒のホームをご提案。

1軒目は開設まもない住宅型有料老人ホーム。外部のサービスを利用でき、認知症の受け入れ可能。2軒目は家庭的で包括的なケアが受けられる有料老人ホーム。自宅からもアクセスしやすく、値段も手頃です。3軒目は広々とした居室に洗面台とトイレがついているサ付。自分が必要なサービスを利用できる点で自由度の高さが強み。

結果的に、費用とサービス内容を比較して、2軒目のホームを選ばれました。

 選定ホーム

ホーム(1) 
外部サービスを利用できるが、サービス内容によって費用が異なる住宅型有料老人ホーム。認知症の受入も可。居室はきれいだが少し狭い。

ホーム(2) ※入居ホーム
介護付有料老人ホーム。料金は一律で予算内。包括的なケアが受けられる。周囲に自然が多く、家からも比較的近くて通いやすい。

ホーム(3)
居室が広くトイレと洗面台を完備。サービス付き高齢者向け住宅(サ付)なので、自由度は高いが、自立して生活できる人向け。

 入居したホーム

自宅に比較的近く、費用が手頃で包括的なケアが受けられる。

 今回のポイント

・低予算でエリア、サービスなど、すべての要望が叶うホームはない。
・希望のエリアと予算がかみ合わない場合、何を優先するか決める。
・認知症で在宅介護が困難な時は施設入居がよい場合もある。

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