とにかく距離を置きたい!

 相談者の概況

認知症状が重く、ひどい暴言の80代の女性。長男様ご家族と暮らしていましたが、長男様が病気で入院することになり、奥様が一人で介護を担うことに。お孫様たちにまで暴言を言うようになり、対応に限界を感じた奥様が老人ホーム入居を検討しています。

【困っていること】

・姑が重度の認知症でわがままに。同居の家族は対応に苦慮。
・長男の妻が介護しているが長男は病気で入院。問題行動が顕著に。
・孫にも暴言。姑と距離を置くため認知症対応のホームを探している。

 エピソード詳細

ご対象者様は重度の認知症を抱える80代の女性。息子様家族と三世代で暮らしていましたが、息子様が病気で入院。息子様の奥様が一人で、仕事を抱えながらお義母様の介護をすることになりました。しかし、お義母様はわがままで、ときにひどい暴言も。やがて、ご自分のお孫様たちにまでつらく当たるようになり、家庭崩壊の危機に直面しました。そこで、お義母様と距離を置くために老人ホームへの入居を考えた奥様から、あいらいふ入居相談室へご連絡をいただきました。

奥様はかなり参っているご様子で、緊急性が高いと判断。急ぎ認知症ケアに定評のある老人ホームをリストアップ。選定した老人ホームの施設長にあらかじめお義母様の状態を説明。受け入れが可能かどうかを確認したうえで奥様に提案しました。というのも、「認知症に対応します」とうたっている老人ホームでも、認知症状によっては、対応しきれない例を今までいくつも見てきたからです。

見学時に施設長が、認知症ケアについてお義母様の実際の症状を例にして丁寧に説明。その安心感から奥様も「ここなら」と入居を決めました。入居後は、手厚いケアのおかげでお義母様の状態も安定。家庭崩壊の危機もありましたが、距離を置いたことで険悪な関係も改善し、今ではお孫様たちも頻繁に顔を見せているとのことです。

 選定ホーム

ホーム(1)※入居ホーム
大手企業の運営による駅近の介護付有料老人ホーム。ユニットケアを導入し、認知症ケアに定評がある。ベテランスタッフが多くスタッフの経験値が高い。

ホーム(2)
オープンから約20年の介護付有料老人ホーム。定員が30名と小規模でスタッフの目が届きやすく、認知症の方の見守りがしやすい。

 入居したホーム

ユニットケアを導入し、認知症ケアに定評のある老人ホーム。

 今回のポイント

・「認知症に対応」とうたっていても、症状によっては対応できないこともある。
・距離を置くことで、精神的なゆとりが生まれ、険悪な関係が改善することも。

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