認知症の方も入居可能な有料老人ホーム

 相談者の概況

被害妄想の強い認知症のお父様から毎日暴言を浴び、心が折れてしまいそうな息子様。一時的に介護老人保健施設(老健)のショートステイを利用しますが、退所後、もとのつらい日々には戻れそうもありません。相談員は、少ない手持ちでも、穏やかな環境で過ごせる老人ホームをご提案しました。

【困っていること】

・元気な90代のお父様は認知症。
・お父様の被害妄想は強く、毎日つらく当たられている息子様が疲弊。
・介護疲れで老健のショートステイを利用するも、退所後を考えなければならない。
・わずかな年金で老人ホームに入居できるかわからない。

 エピソード詳細

90代のお父様は認知症による被害妄想が強く、暴言に耐え対応する息子様は心身摩耗する日々。2人暮らしで逃げ場のない状況につぶれそうになった息子様は、介護老人保健施設(老健)でのショートステイを利用することにしました。ひと息つくことができるのも一時的な預かりの間。その後再び自宅で一緒に暮らすのは難しいものがあります。

老健の担当者から連絡をいただいた相談員は、息子様と面談。お話を伺うと、お父様の年金はわずかで、ご自身が負担するにも限度があり、金銭面に大きな不安を抱えていらっしゃいました。

そこで、金銭面の負担を抑え、やや遠方ながらも周辺や生活環境が穏やかな雰囲気の老人ホームを中心にご案内。自宅から近いところも見学されましたが、自然に包まれリラックスしながら親身にケアしてくれるスタッフに囲まれて過ごした方が、お父様にとってよいのではないか、また元気なお父様の将来を見据えて費用も安い方がよい、と息子様は遠方ホーム入居の決め手を話してくださいました。

お父様とご自身の安心を得られ、息子様はとても安堵されていました。

 選定ホーム

ホーム(1)※入居ホーム
サービス付き高齢者向け住宅。やや遠方にあるが予算内。緑豊かな公園や川など自然に囲まれ、ゆったりとした環境。同じ建物内にデイサービスとリハビリセンターを併設。

ホーム(2)
住宅型有料老人ホーム。自宅から近い閑静な住宅街の中にあるが、予算より高い。地域の方々とも交流を楽しめる四季折々の楽しいイベントを開催。

ホーム(3)
サービス付き高齢者向け住宅。遠方にあるが最寄り駅からは徒歩圏内。施設の向かいには総合病院があり、安心感を持てる。

 入居したホーム

やや遠方にある豊かな自然に囲まれた老人ホーム

 今回のポイント

・介護者自身が被害妄想の対象となっている場合、ひとりきりで対応するのはとても困難。
・ショートステイ利用や老人ホーム入居など、ご自身の心身を守ることを最優先に考えたい。