「無い袖は振れない」と妻

 相談者の概況

60代のご主人様は、脳梗塞により半身マヒに。全介助で口からの食事も摂れず、さらにたん吸引等のこまめな医療ケアも必要です。しかし、年金が少ないため高額な利用料金は払えないと奥様が困っていらっしゃいます。

【困っていること】

・脳梗塞によりマヒが残り、要介護4の全介助となってしまった。
・胃ろうの他にたん吸引の回数も多く、医療的ケアが欠かせない。
・まだ若いので療養型病院には抵抗があるが、予算はかなりタイト。

 エピソード詳細

60代のご主人様が脳梗塞で倒れ入院。半身マヒの状態で口からの食事が摂れず、胃ろうを増設し、たん吸引も1日に8回ほど必要です。要介護4で全介助となってしまい、退院後は自宅に戻ることができません。病院からは、こまめな医療ケアが必要なことから療養型病院をすすめられましたが、奥様はご主人様の年齢を考えると気が進みません。

お身体の自由はきかないものの意識はしっかりされているご主人様が、明るい気持ちで過ごせるように、とホームを希望される奥様。しかしその予算はかなりタイトです。

予算最優先とのことだったので、以前にも類似の受け入れ実績がある郊外のホームに事情を説明。すると、個室で医療ケアも充実している同系列の新設ホームがあるとの情報が。

デイサービスの利用が必要ですが、「日中の見守りがあり安心」との説明に奥様も納得。デイサービス参加のために離床することになりますが、それには身体面・精神面双方の機能低下を防ぐという、大切なはたらきもあります。

自宅からは距離がありましたが、明るく開放的な雰囲気をとても気に入られ、入居が決まりました。

 選定ホーム

ホーム(1)※入居ホーム
看護スタッフ24時間常勤のサービス付き高齢者向け住宅。医療依存度・介護度の高い方や難病・特定疾病の方も受け入れ可能。日中はデイサービス参加。

ホーム(2)
看護スタッフ24時間常勤のサービス付き高齢者向け住宅。入居ホームと同系列の新しい施設。日中はデイサービスで見守りあり。

ホーム(3)
介護療養型医療施設。落ち着いた雰囲気で、長期的な医療ケアと介護を得意とし安心感があるが、予算よりやや高い。

 入居したホーム

開設間もない明るくゆとりあるホーム。安価だが個室を完備。

 今回のポイント

・エリアを広げれば、医療ケア等の難条件が予算内でまかなえることも。
・デイサービス利用は、見守りの安心感や離床を促すメリットもある。
・実績ある母体の新施設は、受け入れ条件を汲んでくれる場合も多い。