まずは入居金0円プランから
相談者の概況
相談者は、病院のソーシャルワーカー様。対象者は、80代女性で独居。複数の持病があり、高齢で服薬管理が難しいことからホームを検討中。ご自宅を売却して、ホームの入居金に充てることを希望しています。年金は月額約6万円で、預貯金は200万円程度。厳しい予算の中、ご自宅を売却して入居金に充て、月額利用料を安くして予算内に収まる老人ホームをご提案しました。
【困っていること】
・独居で年金は、約月6万円。自宅を売却してホームの入居金を賄いたい。
・ホーム入居を翻意。持病と入院中のせん妄から、強い入居拒否を起こす。
・自宅の売却には、本人の同意が必要だが、冷静に話ができる状態ではない。
エピソード詳細
80代のご対象者は、入院中。認知症で服薬管理が難しくなり、独居の継続は難しいため、ソーシャルワーカー様を通じて、あいらいふ入居相談室にご相談が入りました。甥御様と面談をすると、年金は月額約6万円で、預貯金は200万円程度。厳しい予算の中、ご自宅を売却して入居金に充て、月額利用料を安くして予算内に収まる老人ホームをご提案しました。
甥御様と見学に出かけ、入居ホームを決定。ご対象者本人にも承諾を得たものの、ご病気などから、強い入居拒否が出てしまいます。
そこで心身が整うまでの数日間、ホームの体験入居をお試しいただくよう、お願いしました。いつでも家に戻れることを確認し、納得したご対象者は、しぶしぶホームに。今後を考えて当惑する甥御様には「入居金0円プランがあります。この様子なら落ち着くはずです。その後、料金プランを切り替えれば大丈夫です」とお話ししました。
頃合いを見て面会に行くと、ご対象者は驚くほど柔らかな表情。「慣れれば、ここの生活もいいものね」とおっしゃり、同意書類にもご記入くださいました。
すぐに、あいらいふ不動産サービスと連携し、ご自宅の売却が成立。無事に入居金型のプランに切り替えることができました。
選定ホーム
ホーム(1) ※入居ホーム
住宅型有料老人ホーム。定期巡回・随時対応型介護看護事業所併設。入居金が複数のコースから選べ、月額利用料を安くできる。
入居したホーム
定期巡回・随時対応型訪問介護所併設で、必要時にケアが受けられるホーム。
今回のポイント
・入居して終わりではない。生活が落ち着くまで見守るのが、相談員の使命。
・あいらいふなら、入居相談と不動産売買を一括してサポートできる。
・当初は入居拒否でも、「日にち薬」で入居後に不信感が和らぐ例は多い。
・老人ホームの支払いプランは多種多様。判断に迷った際は、ご相談を!