認知症で帰宅困難な父に、ケアハウスからの退去要請が出されてしまった

【困っていること】

・認知症が進行して帰宅困難となり、ケアハウスから退去要請が出された。
・年金は基礎年金のみで、貯蓄も残りわずか。
・やむを得ず生活保護を申請する場合、手続きを進める人が必要になる。

入居したホーム

生活保護枠で入居でき、娘様が通える距離にある老人ホーム。

相談者の概況

80代のお父様は、ケアハウスに入居中。近頃、認知症が進んで帰宅困難などが頻発し、ケアハウスから退去要請が出てしまいました。相談者の姪御様は、老人ホームを探しているものの、本人の資金面に不安があります。

選定ホーム

ホーム(1) ※入居ホーム
サービス付き高齢者向け住宅。本人、姪御様の居住地に近い。生活保護枠での受入れが可能。築浅で建物がきれい。

ホーム(2)
介護付有料老人ホーム。居住地からかなり遠い。生保枠での受入れが可能。建物は経年変化が目立つ。

エピソード詳細

ケアハウスにご入居中のお父様は、認知症が進行して外に出掛けては帰り道が分からなくなり、警察に保護されることもしばしば。ついには、ケアハウスから退去要請を受けてしまいました。しかし、住替えるにも原資は基礎年金のみ。貯蓄も老人ホームの初期費用を賄えば底をついてしまう金額です。

この事態に頭を抱えた姪御様から、あいらいふ入居相談室にご相談が入りました。選択肢は2つ。年金で賄える遠方のホームへ入居するか、生活保護を視野に入れるかです。今回は退去期日が迫り、迅速な対応が必要だったため、あえて最初に選択肢をご提示しました。

ご検討の結果、遠方のホームへ行くことに抵抗があるとのこと。ならば残された道は1つです。

姪御様には、面談後すぐ生活保護申請のために動いてもらうことに。それと並行して私は生活保護受入れ枠のあるホーム探しを始めました。程なく受入れ先が見つかり、期日内に近隣のホームへご入居いただくことができました。

ケアハウスは日常生活に近い環境で、最低限の支援サービスを受けられる場所です。介護度が進んだ場合も含め、将来的な見通しを持って入居することが、安心な老後の生活につながるといえるでしょう。

今回のポイント

・ケアハウスでは「自立生活が困難になった場合」、退所を迫られる。
・100歳まで生きても大丈夫?将来設計も考えた、老人ホーム選びを。
・どんなお困り事もご相談ください。さまざまな選択肢をご提示します。

橋詰 進一郎相談員

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