末期ガンでも対応可能なホーム
相談者の概況
ご対象者様は80代の男性。奥様と娘様と同居していましたが、現在は入院中です。末期ガンであるため、退院を控え老人ホームへの入居を検討。医療行為が可能で、すぐに入居できる自宅周辺の老人ホームを探しています。
【困っていること】
・80代の父は退院が決まったものの、末期ガンであるため自宅復帰は難しい。
・ガン以外の既往症も多く、日常の医療行為は多岐にわたる。
・ターミナルケアも可能ですぐに入居可能なホームを自宅周辺で探している。
エピソード詳細
ご対象者様は80代の男性。奥様と娘様と同居していましたが、複数の既往症で入院。退院が決まったものの、末期ガンで自宅復帰が難しいために、病院の退院支援看護師から、あいらいふ入居相談室に連絡がありました。
キーパーソンは娘様。仕事柄、介護の専門知識もお持ちで、お父様が最期まで自分らしい時間を過ごせるようにターミナルケアのできるホームを探してほしいと。さらに、月額利用料が10万円台で、家に近いホームとなると選定ができません。娘様にその旨をお伝えしたところ「遠くてもいいので、予算内に収めてほしい」と。そこで、エリアを広げて、入居できるホームを3軒ご提案しました。
1軒目は住宅型有料老人ホームで、医療対応は外部サービスを利用。交通のアクセスは少し不便です。2軒目は日中看護師常勤の有料老人ホーム。多床室なので利用料も安価。3軒目の住宅型有料老人ホームは家から電車で約1時間かかりますが、24時間看護師常勤。結果的に医療対応のよさで3軒目を選ばれ、相談から10日程度で入居することができました。
選定ホーム
ホーム(1)
訪問介護を併設した住宅型有料老人ホーム。家から離れているが予算内。看護師は常勤でないので、ナースコールで医療機関と連携。
ホーム(2)
介護付き有料老人ホーム。月額利用料は安いが居室は多床室。日中は看護師常勤。家から少し離れており、駅からのアクセスが不便。
ホーム(3)※入居ホーム
24時間看護師が常勤の住宅型有料老人ホーム。医療と介護の連携が充実。ターミナルケアも可能。家から電車で1時間程度。
入居したホーム
24時間看護師常勤の住宅型有料老人ホーム。自宅から少し離れている。
今回のポイント
・看護師常勤でもホームによって対応可能な医療ケアの内容が異なる。
・医療ケアの条件が厳しい入居者でも相談員はニーズに適した提案ができる。
・急な入居の場合、相談員を通した方が入居手続きもスムーズ。