在宅介護はとても無理。退院までに老人ホームを決めたい
相談者の概況
対象者様は、90代女性で独居。元気に暮らしていらっしゃいましたが、自宅で転倒。骨折をしてしまいました。現在入院中ですが、病院からは治療後の早期退院を迫られています。唯一の肉親である姪御様は義父母を多重介護中で、対象様の在宅介護はとても無理です。退院までに老人ホームの入居先を決めなければなりません。事情を情をうかがった相談員は、「明日、老人ホーム見学に行きましょう」とご提案。ご家庭が大変な状況にあるからこそ、決断を急ぐ必要があったからです。手元には、すでに病院のソーシャルワーカー様から得た情報をもとに選定したホーム候補がありました。その中からさらに2軒をピックアップし、翌日にホーム見学へ向かいました。
【困っていること】
・独居で身寄りなし、唯一の姪は、姪の義父母の介護で手一杯。
・特養への入居を考えていたが、介護度でNG。
・退院まで時間がない、今すぐホームを探したい。
エピソード詳細
90代ながら自立度が高くお元気だったご対象者様は、自宅で骨折して入院中です。退院後に独居の自宅へ戻ることは困難だったため、病院のソーシャルワーカー様を通じてあいらいふ入居相談室にご相談がありました。
ソーシャルワーカー様経由で唯一の肉親である姪御様から連絡をいただく予定でしたが、一向に電話は来ません。1週間後、やっと連絡がつくと、開口一番に「助けてください」と。姪御様は義父母を介護中で、とてもご対象者様をケアできる状況ではなかったのです。
事情をうかがい、あえて「明日、老人ホーム見学に行きましょう」とご提案。ご家庭が大変な状況にあるからこそ、決断を急ぐ必要があったからです。手元には、すでにソーシャルワーカー様から得た情報をもとに選定したホーム候補がありました。その中からさらに2軒をピックアップし、翌日にホーム見学へ。
見学したうちの1軒で、ベテランのホーム長から専門知識を聞くことができた姪御様。「ここなら安心」と、その日のうちに入居契約を結ぶ運びとなりました。
無事にご入居が決まったことをソーシャルワーカー様とケアマネジャー様に伝えると、返ってきたのは感謝の言葉。迅速な対応の結果、トリプル介護の危険は回避できました。
選定ホーム
ホーム(1) ※入居ホーム
サービス付き高齢者向け住宅。自立した入居者が多く、話し相手がいる。ホーム長は元看護師で医療知識が豊富。
ホーム(2)
介護付有料老人ホーム。介護度の重い入居者が多い。(1)のホームより、3万円ほど安価。
入居したホーム
自由度が高く、お元気な入居者様が多いサービス付き高齢者向け住宅。
今回のポイント
・じっくり選ぶ時間がないときでも、納得の行くホーム選びをお手伝いできる。
・あいらいふなら、身体の状態と将来を見越して、老人ホームの選定が可能。
・アフターフォローで、ソーシャルワーカー様、ケアマネジャー様への報告を代行することも。