医療行為のできる介護付有料老人ホーム
相談者の概況
ご長男様と2人暮らしの80代のお母さま。便秘と脱水で入院したところ、大腸に腫瘍が見つかり、手術をしてストーマ(人工肛門)を造設しました。お母さまの場合、介護付有料老人ホームを紹介させて頂き、更に息子様がどんなヘルパーが対応するのか心配されていたので、担当ヘルパー制、職員の数が2:1常勤している老人ホームへ入居されました。
【困っていること】
・退院期日は1週間後で、老人ホームをゆっくり選ぶ時間がない。
・本人は認知症で精神疾患の既往歴があり、キーパーソンにも持病あり。
・キーパーソンが毎日会いに行くことができ、なじみやすいホームがいい。
エピソード詳細
息子様と2人暮らしのお母様は、便秘と脱水で入院したところ、大腸に腫瘍が見つかりストーマ装着の手術を行いました。息子様とは大変仲がよかったものの、ご病気を抱えているため、ご自宅へは戻れません。退院を7日後に控えたある日、心配したソーシャルワーカー様を通じてあいらいふ入居相談室にご相談が入りました。
相談員は、老人ホーム入居に必要な書類をそろえてもらうよう、病院へ依頼。持病のため長時間の話し合いが難しい息子様のために、1枚の地図だけを持って面談へ。あいらいふ作成のホームの場所が一目でわかる地図と、シンプルな質問を中心にお話しを進めました。
そして息子様が「この場所は、よく知っている」という、ホームを見学。相談員がそのホームを勧めた大きな理由は、“担当制”でした。コミュニケーションに自信がないという息子様にとって、担当者が限られていることは大きな信頼感と安心感につながります。
あえて選択肢を広げずに選んだ結果、無事に退院期限より前にご入居に至りました。
入居日の夜、普段は電話が嫌いという息子様から「お陰様で無事に入居できました」と安心したお声を聞けたことも、相談員にとってうれしいご案件でした。
選定ホーム
ホーム(1) ※入居ホーム
介護付有料老人ホーム。担当ヘルパー制。スタッフの配置が手厚い(2:1)。
ホーム(2)
介護付有料老人ホーム。アクティビティが充実。通院サポートあり。スタッフの配置は普通(3:1)。
ホーム(3)
介護付有料老人ホーム。スタッフの配置は普通(3:1)で、比較的安価。
入居したホーム
担当制で信頼関係が築きやすく、キーパーソンが通いやすい場所のホーム。
今回のポイント
・選択肢が多すぎて決断できない場合、あえてシンプルに選ぶ。
・相談員が仲介に入れば、書類の手配や見学までにかかる時間を短縮できる。