初回面談で要望20個!ホームのことを調べすぎて優先順位がわからない

【困っていること】

・独り暮らしの自宅で転倒し骨折、ヘルパーに発見されて一命を取りとめる。
・夫は他界、子どもはおらず、今後の独居は困難。退院まで、残り約1か月。
・弟様は老人ホームに対してこだわりが多く、全条件を満たすホームがない。

入居したホーム

居室の広さが適度で、歩行器でも歩きやすく安全な造りのホーム。

相談者の概況

ご対象者は、90代の女性。独居の自宅で転倒し、動けなくなっていたところを訪問ヘルパーが発見して一命を取りとめます。退院後の独居は難しいということで、相談者である弟様の家の近隣でホームを探していました。

選定ホーム

ホーム(1)
スタッフの配置がとても手厚い(1.5:1)。理学療法士は巡回型。居室が標準より広め。弟様宅との距離は、2番目の近さ。

ホーム(2) ※入居ホーム
スタッフの配置が手厚い(2:1)。理学療法士が常勤。居室内の広さは標準。弟様宅との距離は、最も遠い。

ホーム(3)
スタッフの配置は基準通り(3:1)。弟様宅との距離は、最も近い。費用は安価。

エピソード詳細

子供がおらず、ご主人様が亡くなった後はお独り暮らしをしていた90代のご対象者様は、ある時自宅で転倒し骨折。動けなくなっていたところを訪問ヘルパー様に発見されて、一命を取りとめます。退院後も元の生活に戻るのは難しいことから、あいらいふ入居相談室にご相談をいただきました。

「老人ホームについて、徹底的に調べた」という弟様から出された要望は、運営主体やスタッフのマナーなど合計20個以上。全条件を満たすホームが少ないことから、面談は優先順位を決めるお手伝いから始まりました。

3回の面談後、ホーム見学へ。1つ目のホームは居室が広く、弟様は気に入ったご様子。しかし相談員が他室を拝見すると、広すぎる居室内を歩くために手すりや歩行器などの福祉用具で埋まり、まるでジャングルジムです。

その様子に不安を感じた相談員は、弟様に入居の原因となった自宅での転倒事故を思い出していただくことに。過度な空間は、壁の伝い歩きが必要なお姉様には危険であることをご説明しました。

弟様はご納得し、適度な居室でリハビリが充実したホームに決定。ただし、多すぎる要望を整理するのに時間を要したため、退院期限ぎりぎりのご入居となってしまいました。

今回のポイント

・まずは一番困っていることを洗い出す。その上でプラスαのニーズを整理。
・老人ホーム選びは、不動産購入ではない。買うのは“介護”と“生活”。
・要望は整理しよう。そうでないと、最悪、退院期限に間に合わないことも。
・相談員が同行することで、偏った見学ポイントの軌道修正ができる。

飯島 寛相談員

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