透析の通院に便利なホームは?
相談者の概況
ご対象者様は90代の男性。娘様が通いでお父様を介護。お父様は腎臓が悪いために人工透析を受けていましたが、体調を崩して入院。退院を控え、家の近くで透析の通院に便利な老人ホームをお探しです。
【困っていること】
・父は腎臓病で人工透析に介護タクシーで通院。娘が通いで介護。
・父が体調不良で入院。退院を控え、老人ホームへの入居を検討。
・自宅に近く、手頃な費用で透析の通院に便利なホームを探している。
エピソード詳細
ご対象者様は90代の男性で奥様と同居。腎臓病で週3回、人工透析で通院。遠方にお住いの娘様が通いで介護をしていました。しかし、お父様が体調不良で入院。退院を控え、病院の医療ソーシャルワーカー様を通してご相談がありました。
娘様のお話によると、お父様の在宅復帰が難しく、老人ホームの入居を検討していますが、入居後も現在通っている病院で透析の通院をしたいとのこと。その際、介護タクシー代がかかるので、入居費用も抑えたいということでしたが、すべての条件を満たす選定は困難です。そこでお父様の通院を最優先に考え、ご自宅と病院に近い3軒をご提案。うち2軒は同系列のホームで費用も手頃。残り1軒は予算より少し上の利用料ですが、一人ひとりに寄り添ったケアに定評があります。透析の方向けの食事も対応可能です。
結果的に費用は少し高めでも、手厚いケアが受けられるホームを選ばれました。見学の際に娘様がスタッフの親身な対応をご覧になり、ここなら多少費用が高くても、お父様を、また将来的にはお母様も安心してお願いできると実感されたのです。見学に同行されたお母様も気に入ったご様子です。入居後、お父様は快適に過ごされております。
選定ホーム
ホーム(1)
日中看護師が常勤。 家から通いやすい距離。費用は安い。 レクリエーションがさかん。居室が狭い。
ホーム(2) ※入居ホーム
日中看護師が常勤。 家と病院の中間にある。 予算より少し高め。スタッフの人員体制が手厚い。透析の通院に便利。
ホーム(3)
(1)と同系列のホーム。日中看護師が常駐。 家から近い。 費用は予算内。 館内にクリニックを併設。
入居したホーム
日中看護師が常勤。人工透析者向けの食事も対応。家と病院に近い。
今回のポイント
・通院が必要な場合は病院に近いホームの方が身体の負担も少ない。
・相談員は入居者のニーズを引き出した上で適切な提案をしてくれる。
・エリアにこだわる場合、費用、サービス面での妥協が必要な場合もある。
・予算が少ない場合は希望条件の優先順位を決めることが大切。