父が入院していた病院で新型コロナウイルスの感染者が見つかり、老人ホームの入居手続きが止まってしまいました

自宅はNG!10日以内に老人ホームへ入りたい

 相談者の概況

80代のお父様は、ご夫婦で生活していましたが、転倒による骨折で入院することに。退院後の回復期は「介護老人保健施設(老健)でリハビリ」を希望していましたが、空きがなく、老健入所までのつなぎとして近隣の老人ホームを検討しています。

【困っていること】

・退院が10日後に迫っている。老老介護になるため、自宅には戻れない。
・ご家族は老健に入ってほしかったが、満床で順番待ちになった。
・老齢の奥様が、1人でも面会に行きやすい場所の老人ホームがよい。

 エピソード詳細

80代のお父様は、介護サービスを利用せずご夫婦で暮らしていました。ところが自宅で転倒し、大腿骨頸部を骨折して入院。退院日が決まり、近隣に住む長男様は退院後の回復期に「老健でのリハビリ」を希望したものの、施設は満床です。老健は在宅復帰を目的とした介護施設で、医療ケアやリハビリが必要な高齢者に介護サービスを提供します。特に身体機能の回復を目標に、機能訓練指導員(理学療法士作業療法士)によるリハビリを受けることができます。ただし、入所期間の目安は3か月となっており、退所しなければなりません。また、お住まいの場所によっては満床のため、今回のように入所待ちとなることがあります。
ご自宅での介護も難しく、老人ホームで老健の順番待ちをすることに。そんな折、医療ソーシャルワーカー様経由で、あいらいふ入居相談室にご相談をいただきました。

長男様のご要望をうかがったあと、相談員はサービス付き高齢者向け住宅(サービス付き)を含む2軒を選定。介護付有料ホームの場合、入居者全員に対して提供される生活リハビリが主ですが、サービス付きなら、外部事業者が行う通いのリハビリ「デイケア」を組合わせるなど、自分に合った回復期のリハビリをを選ぶことができます。加えて、入居基準が比較的ゆるやかで、即入居しやすい点もありました。

「ホームの違いがわからない」という息子様のために、相談員はあえて両方を見学。また、頻繁に通いたい奥様のため、当日は電車でホームに来ていただきました。

長男様は実際に両方を比べることで受けられるサービスの違いにご納得。電車で30分ということで、お母様も「これなら通える」と安心し、ご入居に至りました。当初、老健への入所待ちをしていましたが、「老健はいつか退所しなければならないので、このまま施設に住むことにしました」と連絡がありました。

 選定ホーム

ホーム(1)
介護付有料老人ホーム。自宅から徒歩圏内にある。標準的なケアを提供。生活リハビリや集団体操を実施。

ホーム(2) ※入居ホーム
サービス付き高齢者向け住宅。自宅から電車で30分圏内。訪問介護事業所を併設。ケアマネジャー常勤で、ヘルパーが24時間常勤。

 入居したホーム

サービス付き高齢者向け住宅。訪問介護事業所併設でケアの選択肢が多い。

 今回のポイント

・即入居を希望する場合、入居基準がよりゆるやかなサービス付きも候補に。
・サービス付きなら「〇〇多め」など、志向に合わせてケアが選択できる。
・老健は入所期間があるので、次の生活の場所を探す必要がある。