リハビリで口から食事ができるようになりたい

 相談者の概況

80代女性。脳出血の後遺症で半身マヒとなり、嚥下(えんげ)機能も低下して口から食べることができなくなりました。同居する娘様は、ドクターから回復は無理と言われたが、せめて口から食事ができるように口腔リハビリに力を入れている老人ホームを探していました。

【困っていること】

・脳出血の後遺症で半身マヒ。ドクターから回復は無理と言われた。
・経鼻経管栄養で自宅での介護が難しい。
・せめて口から食事ができるようになってほしい。

 エピソード詳細

80代のご対象者様は脳出血で倒れ、一命は取りとめましたが後遺症の半身マヒが残っていました。同居の娘様は非常に混乱し、状況が受け入れられない状態でした。

ご対象者様の嚥下機能は著しく低下し、経鼻経管栄養で鼻から管を通して栄養を摂取されていました。娘様の願いは「元通りの母に戻ってほしい」というもの。しかしそれも難しく、しかも回復期リハビリテーション病院からの退院が近づいても、半身マヒの改善はなく口から食事を摂ることもできない様子に、老人ホームへのご入居を決断されました。

相談員ははじめ、半身マヒからの回復を願う娘様の気持ちを尊重し、医療対応やリハビリに優れたホームを選定。しかし、現状を丁寧に説明して、娘様の心が落ち着いて受容できる状態になったこともあり、「まずは食べられるようになることを目指しましょう」と別のホームをご提案しました。

娘様が選んだのは、口腔リハビリに定評のあるホーム。また、嚥下機能の回復に取り組むと同時に、新たな喜びを見つけるため、歌の好きなご対象者様に合ったレクリエーションが充実していることも決め手でした。

リハビリというと歩行や機器を使用した運動を想像しがちですが、口から食事することも大切なリハビリです。また、半身マヒの状態を変えることができないのならば、新たな楽しみをみつけることも大切です。歌が大好きなご対象者様は、幸いにもすぐにこのホームを気に入っていただけたようでした。

 選定ホーム

ホーム(1)
24時間看護スタッフ常勤。理学療法士が巡回。医療対応に強い。自宅から至近。

ホーム(2)
24時間看護スタッフ常勤。理学療法士常勤でリハビリ機器が充実。可動域を広げるためのパワーリハビリも実施。

ホーム(3)
24時間看護スタッフ常勤。施設長が看護師で医療対応に強い。柔道整復師によるリハビリあり。

ホーム(4) ※入居ホーム
24時間看護スタッフ常勤。口腔リハビリに定評あり。小規模ホームで介護スタッフ1.5対1の手厚い介護。レクリエーションが充実。

ホーム(5)
24時間看護スタッフ常勤。海外の福祉先進国のケアモデルを取り入れた音楽療法に定評あり。

 入居したホーム

20名程度の小規模ホーム。口腔リハビリに強く、レクリエーションも充実。

 今回のポイント

・リハビリよりも、時にはレクリエーションを重視。

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