母の徘徊・暴力で父が介護倒れ

 相談者の概況

独身で同居の息子様は仕事が忙しく、認知症のお母様をお父様が介護していましたが、徘徊と暴力が激しく、お父様は過労でダウン。自宅介護が困難となり、早急に受入れ可能な認知症対応型ホームを探し始めました。

【困っていること】

・認知症の母の徘徊と暴力がひどい。主介護者の父が過労で倒れて入院。
・父に代わり同居の息子が主介護者となるが、仕事が忙しく自宅介護は困難。
・ショートステイ先でも退去を迫られ、今すぐ受入先を探す必要がある。

 エピソード詳細

認知症の70代のお母様は徘徊を繰り返し、制止すると暴力で抵抗。薬も飲まないため症状は悪化し、主介護者の80代のお父様は介護疲れで入院してしまいます。同居の息子様は働き盛りで介護ができないため、お母様をショートステイに。しかし、受入先から「これ以上は無理。すぐ退去して欲しい」と通告され、息子様があいらいふ入居相談室に来室されました。

すぐに相談員は2つのホームをご提案。1軒目の小規模ホームは、お母様の身体状況を聞いて入居に難色を示す素振りをみせました。認知症の受入れ実績が豊富なもう1つのホームでも、受入れの面談時に「入居条件は薬の服用」と明言されます。

現状では「入居は難しい」と察した相談員は、別のホームを選定。同時に息子様は暴力的なお母様を精神科病院に入院させることも検討します。しかし、お母様が時折、我に返り謝ってくることもあり、「やっぱりホームで」と悩みます。

相談員は息子様の苦悩を受けとめ、自宅から離れるものの、認知症ケアに特化したホームを提案。即日に入居できるようホームに働きかけました。面談時にホームの責任者が揃い、その場で受入れ判定会議を実施。息子様も安心され、入居に至りました。

 選定ホーム

ホーム(1)
近所にある入居者数30名弱の小規模ホーム。人員体制が手厚いことが強み。目が届きやすく、徘徊を未然に防ぐことが期待できる。

ホーム(2)
自宅から比較的近く、暴力的で重度な認知症でも受入れ実績がある。

ホーム(3)
自宅と同じエリアにあるホーム。多床室で比較的安価。認知症専用フロアあり。

ホーム(4)※入居ホーム
遠方だが、認知症ケアに特化したホーム。重い認知症でも受入可能。

 入居したホーム

自宅から離れているが、認知症対応フロアがあり服薬管理も徹底している。

 今回のポイント

・エリアや費用の制約を緩めれば、重い認知症でも受入れ可能なホームはある。
・ホームの専門スタッフでも、認知症は本人と面談しないと判断が難しい。
・入居を急ぐときこそ、相談室を利用して冷静に考える時間が必要。

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