高度な医療的ケアに対応できる老人ホームがない

 相談者の概況

ご夫婦でお暮らしの90代の男性が末期の肝臓ガンで入院。残された治療法は疼痛ケアのみでした。医師から緩和ケア病棟を勧められますが、お父様の意思を尊重し「老人ホームで最期を」と息子様が希望されます。

【困っていること】

・90代で末期の肝臓ガンの父。治療の手立てがなく、退院を勧告。
・寝たきりで24時間疼痛コントロールが必要なため在宅復帰は困難。
・家族は緩和ケア病棟より医療的ケアが可能な老人ホームを希望。

 エピソード詳細

90代の男性はご夫婦で暮らしていましたが、末期の肝臓ガンで入退院を繰り返し寝たきりに。残された治療法は疼痛コントロールのみ。医師から緩和ケア病棟を勧められたものの、家族との生活を望んでいたお父様の気持ちをくみ、奥様と息子様は自宅に近い老人ホームへの入居を決断。

お父様は胃ろう、たん吸引に加え、PCA(Patient Controlled Analgesia:自己調節鎮痛法)ポンプを使った疼痛ケアを行っており、看護スタッフが24時間常勤のホームが条件でした。PCAは患者様が痛みを感じた時、ボタンを押して鎮痛薬が投与できる方法。お父様は意思の疎通も難しいため、手厚い見守りが必要でした。

毎日でもご家族が通えるように自宅から近く、そして医療的ケアに定評のあるホームを探しますが、PCAの実績があるホームが見つかりません。選定は難航しましたが、ベテランのスタッフがそろい、施設長が元看護師のホームに状況を説明し、受け入れを打診。ご家族の気持ちに寄り添い「ここで少しでも穏やかな生活が送れれば」と快く受け入れてくださったのです。ご入居から1か月後、お父様は旅立たれましたが、ホームで心づくしの介護と看護を受けられ、後日、息子様から「毎日、父と会って貴重な時間を過ごせました」とお礼のお言葉をいただきました。

 選定ホーム

ホーム(1) ※入居ホーム
施設長が看護師資格を持ち、スタッフもベテランが多く、手厚いケアが特徴。24時間看護スタッフ常勤。家族が通いやすい距離にある。

ホーム(2)
医療法人が運営のホームで、医療との連携が万全。医療的ケアにも定評があり、重い症状の方の受け入れ実績が豊富。

 入居したホーム

医療依存度の高い人の受け入れ実績が豊富。24時間看護スタッフ常勤。

 今回のポイント

・医療行為で入居が難しい方でも相談員は適切なホームを提案できる。
・施設長が看護師出身であると医療的ケアの対応も安心なことが多い。
・余命宣告を受けた末期ガンでも本人の意思を尊重した選択は大切。
・自宅に近い環境で最期を迎えることが可能な老人ホームも増えている。
・医療依存度が高い場合は、24時間看護スタッフ常勤のホームがおすすめ。

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