家族は「リハビリして元の状態に戻ってほしい」が、本人にその気なし

【困っていること】

・家族はリハビリを希望するも、本人の意欲は低い。
・高齢であるため、今後の独り暮らしの生活が不安。
・認知症による不穏行動があれば、老人ホームから退去となる場合も。

入居したホーム

建物は古いが認知症対応に強く、共用のトイレが生活リハビリに効果大。

相談者の概況

お母様は90代の女性で独居。軽度の認知症です。大腿骨頸部骨折で入院。退院後の独り暮らしが不安になりました。家族は老人ホームでのリハビリを望みますが、ご高齢の本人はリハビリに乗り気ではありません。

選定ホーム

ホーム(1) ※入居ホーム
改修型で建物と設備は古い。トイレ・洗面共用の環境が生活リハビリに有効。認知症対応に強い。かかりつけ医への通院送迎は無料。

ホーム(2)
居室内にトイレ・洗面が付いている。設備は新しく、家具も設置済み。理学療法士が常勤している。

エピソード詳細

独居で軽度の認知症を患っていたお母様は、大腿骨頸部を骨折し入院。90代という年齢もあり退院後の独り暮らしに不安を覚え、老人ホーム入居を決めました。

そうしたなか骨折前まで独歩で生活していたことを知るご家族は、ホームでのリハビリを希望。ところがご本人様の反応は鈍いのです。

医療ソーシャルワーカー様を通じて連絡を受けた、あいらいふ入居相談室の相談員がまずご家族様に説明したのは、ホームでは日常生活を通して行う「生活リハビリ」がメインとなること。さらに病院のリハビリほど個別対応はできない旨をお知らせしました。

そのうえで、ご家族の求める「理学療法士が個別リハビリ」をするホームと、「生活リハビリ」を重視するホームを選定。両方を見学し、生活リハビリを重視するホームはトイレが共同であり、トイレまで毎回歩くことが、そのまま無理のないリハビリにつながることなどをご実感いただきました。

また、見学には実際にケアをしている介護士を同席するよう手配。認知症による問題行動がある場合は退去もありうること、そうならないためにスタッフや家族の連携が重要であることなど、現場スタッフの声を聞くことができたのも決め手となりました。

今回のポイント

・高齢者にとっては、「普通の生活」そのものがリハビリになる。
・共用トイレや洗面所が、生活リハビリにとって有効な環境になることも。
・家族と本人の希望が違う場合、第三者を介して納得できるところを探る。

高林 亮輔相談員

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