父のDVでもはや家庭崩壊寸前

 相談者の概況

60代後半のお父様。母に先立たれたのち、定年後に、うつ状態となったお父様は家に引きこもります。家族に当たり散らし、DVを行うお父様に娘様は困惑しておりました。互いの関係を良好に保つには、適度な距離も必要と考え老人ホームへの入居をご提案しました。

【困っていること】

・母が亡くなった後、父は定年退職。喪失感が増し、うつで引きこもりに。
・父のDVが止まらず家族の仲も不和に。父の自宅介護が暗礁に乗り上げる。
・60代での老人ホーム入居となると、長期的な費用が心配。

 エピソード詳細

60代後半のご対象者様は現役時代に奥様を亡くされ、娘様家族と同居。定年退職後、喪失感からうつ状態となり、家に引きこもり、家族に当たり散らしていたのです。「これでは家庭崩壊になりかねない」と思った娘様から、あいらいふ入居相談室にご相談がありました。

ただ、このとき、娘様の心の中には「父は外に出れば変わるかもしれない。もう少し家で見たい」という想いも。結局、デイサービスを選ばれたので、「お困りのときは、いつでもご相談ください」と、相談員はお声掛けしました。

2か月後、娘様から「父がデイサービスをやめてしまったので、老人ホームの入居を考えたい」とのご連絡が。60代、70代のホーム入居は、長期で入居費用も考えなくてはなりません。相談員は、お父様の年齢をふまえ入居年数を30年と想定し、無理のない金額で利用できるサービス付き高齢者向け住宅を選定。ご自宅から自転車ですぐ行ける距離と、隣駅にある2軒です。両方を見学して、ご入居されたのは後者でした。どちらにするか悩まれた娘様に、程よい距離間が気持ちのリセットにつながるのではとすすめました。介護を続けていく上で、互いの関係を良好に保つには、適度な距離も必要なのです。

 選定ホーム

ホーム(1)
娘様宅に近い、サービス付き高齢者向け住宅。自転車ですぐ行ける距離にある。入居費用は予算内。

ホーム(2) ※入居ホーム
娘様宅から電車で隣の駅にあるサービス付き高齢者向け住宅。男性の入居者が多く、趣味のサークル活動が充実。入居費用は予算内。

 入居したホーム

自宅から電車ですぐ行ける場所にある、サービス付き高齢者向け住宅

 今回のポイント

・介護から解放される時間を持つことは大事。それには程よい距離が必要。
・入居年数を想定し資金不足に陥らないように、適切な利用料を把握する。
・将来も含めた「支払い総額」に不安がある場合、まず専門家に相談を!

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