そんなご夫婦に提案

 相談者の概況

80代で認知症の奥様、同居されているご主人様は老老介護に疲れきっています。ご夫婦そろって健康に過ごすために、老人ホームの夫婦部屋へ入居して奥様は専門家のケアを受け、ご主人様は奥様に寄り添いながらホームと自宅とを行き来する生活がベストとご提案しました。

【困っていること】

・認知症で子どもがおらず、老老介護が限界。
・グループホームに入りたくない。
・医療面が不安だから、かかりつけ医の近くがいい。

 エピソード詳細

80代のご対象者様は、数年前に認知症を発症し、いったんグループホームにご入居されました。ですが介護度が低かったこともあり、他のご入居者様とコミュニケーションが取れず、2か月ほどで退居することを選びます。2人暮らしのご主人様がご自宅で介護を続けてきましたが、疲労はピークに。また介護で多忙ゆえ、自治体の会合にも参加できず、人づきあいも激減していました。そんな折にケアマネジャーと民生委員同席の下、あいらいふ入居相談員と面談の運びとなりました。

面談で「主人と離れるのが寂しい」とおっしゃるご対象者様に対し、相談員が提案したのは「夫婦部屋」。夫婦部屋へ入居してご対象者様は専門家のケアを受け、ご主人様は奥様に寄り添いながらホームと自宅とを行き来する生活がベストとご提案しました。

相談員は移動の増えるご主人様のことも考えて、「エリア」を条件にしていくつか候補をチョイス。ご自宅から徒歩圏内で設備の整ったホームと、ご自宅からやや距離はあるもののかかりつけ医が近く医療対応に強いホームをご提案しました。

交通の便を考えれば徒歩圏内にあるホームを選ばれるかと思ったのですが、ご主人様が選んだのは後者でした。ご主人様にとっての「安心材料」は、自宅に近い事よりもかかりつけ医に近いことだったのです。

希望エリアにプラスアルファの安心材料として“医療”を重視した結果、無事にご希望のホームにご入居できました。

 選定ホーム

ホーム(1) ※入居ホーム
自宅からやや遠い。施設長が看護師で医療対応に強く、かかりつけ医から近い。夫婦部屋あり。

ホーム(2)
自宅から徒歩圏内だが、かかりつけ医から遠い。充実した設備で、ホテルにいるかのような生活を送ることができる。夫婦部屋あり。

 入居したホーム

かかりつけ医から近い。施設長が看護師。夫婦部屋での入居可能。

 今回のポイント

・「近い」ホームだけがベストとは限らない。安心材料は人それぞれ。

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